@IDX:42100
@OFF:0xec
@SPK:
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:42101
@OFF:0x11e
@SPK:
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42102
@OFF:0x14c
@SPK:
@JPN:　……。
@ENG:

@IDX:42103
@OFF:0x1e1
@SPK:
@JPN:　身体が重い……。
@ENG:

@IDX:42104
@OFF:0x201
@SPK:
@JPN:　僅かな頭痛、それに軽い吐き気……。
@ENG:

@IDX:42105
@OFF:0x233
@SPK:
@JPN:　一つ一つは大したことのない症状が、一斉に身体を　蝕んでいる。
@ENG:

@IDX:42106
@OFF:0x28d
@SPK:
@JPN:　今朝の体調は、最悪に近い。
@ENG:

@IDX:42107
@OFF:0x2b7
@SPK:
@JPN:　昨日の仕事の記憶も、鮮明に残っている。
@ENG:

@IDX:42108
@OFF:0x2ed
@SPK:
@JPN:　額の傷はかさぶたになったが、心の傷はまだ出血が　続いている。
@ENG:

@IDX:42109
@OFF:0x339
@SPK:
@JPN:　死体なんぞに欲情し、あまつさえ射精を……。
@ENG:

@IDX:42110
@OFF:0x373
@SPK:
@JPN:　快感がなかったのが唯一の救いだが、それでも一生　忘れられない心の傷になりそうな気がする。
@ENG:

@IDX:42111
@OFF:0x3e9
@SPK:
@JPN:　それでも、仕事に向かう準備を整える。
@ENG:

@IDX:42112
@OFF:0x41d
@SPK:
@JPN:　体調が悪くとも気分が乗らなくても、なぜか仕事を　休もうという気にはならない。
@ENG:

@IDX:42113
@OFF:0x479
@SPK:
@JPN:　……認めたくないことだが、死体洗いに慣れ始めて　いるのかもしれない。
@ENG:

@IDX:42114
@OFF:0x4cd
@SPK:
@JPN:　作業の手順や死体そのものにではなく、死体を洗う　仕事それ自体に……。
@ENG:

@IDX:42115
@OFF:0x533
@SPK:
@JPN:　ほどなくして準備を整えると、昨日と同じく早めに　部屋を出る。
@ENG:

@IDX:42116
@OFF:0x57f
@SPK:
@JPN:　今日は嫌なことが何もないことを祈りながら……。　
@ENG:

@IDX:42117
@OFF:0x5f1
@SPK:
@JPN:　身体が重い……。
@ENG:

@IDX:42118
@OFF:0x611
@SPK:
@JPN:　僅かな頭痛、それに軽い吐き気……。
@ENG:

@IDX:42119
@OFF:0x643
@SPK:
@JPN:　一つ一つは大したことのない症状が、一斉に身体を　蝕んでいる。
@ENG:

@IDX:42120
@OFF:0x68f
@SPK:
@JPN:　今朝の体調は、最悪に近い。
@ENG:

@IDX:42121
@OFF:0x6b9
@SPK:
@JPN:　彼女からの連絡を待って夜遅くまで起きていたため　酷い睡眠不足だ。
@ENG:

@IDX:42122
@OFF:0x719
@SPK:
@JPN:　……結局、御堂さんからの電話はなかった。
@ENG:

@IDX:42123
@OFF:0x751
@SPK:
@JPN:　真魚が心配していた通り、彼女の身に何かあったの　だろうか？
@ENG:

@IDX:42124
@OFF:0x79b
@SPK:
@JPN:　それとも御堂さんが心変わりをして、僕との約束を　反故にしてしまったのか……。
@ENG:

@IDX:42125
@OFF:0x805
@SPK:
@JPN:　～～～～～～～っ！！
@ENG:

@IDX:42126
@OFF:0x829
@SPK:
@JPN:　考えれば考えるほど、悪酔いした翌日のように頭が　軋む。
@ENG:

@IDX:42127
@OFF:0x86f
@SPK:
@JPN:　……仕事に行こう。
@ENG:

@IDX:42128
@OFF:0x891
@SPK:
@JPN:　病院で、真魚か……御堂さんに会ったら、その時に　昨日はどうなったのか聞けばいい。
@ENG:

@IDX:42129
@OFF:0x925
@SPK:
@JPN:　夏の朝の強い日差しで目が覚めた。
@ENG:

@IDX:42130
@OFF:0x955
@SPK:
@JPN:　悪い目覚めではない。
@ENG:

@IDX:42131
@OFF:0x979
@SPK:
@JPN:　眠りが余程深かったのだろう。
@ENG:

@IDX:42132
@OFF:0x9a5
@SPK:
@JPN:　洗った死体の有様を夢に見て跳ね起きるようなこと　もなかった。
@ENG:

@IDX:42133
@OFF:0x9ff
@SPK:
@JPN:　確かに、昨夜は大変な夜だった。
@ENG:

@IDX:42134
@OFF:0xa2d
@SPK:
@JPN:　真魚からの電話……そして、御堂さんを探しに夜の　病院へ……。
@ENG:

@IDX:42135
@OFF:0xa79
@SPK:
@JPN:　……副院長に折檻されていた彼女。
@ENG:

@IDX:42136
@OFF:0xaa9
@SPK:
@JPN:　あの御堂さんが、僕の背中で震えていた。
@ENG:

@IDX:42137
@OFF:0xadf
@SPK:
@JPN:　彼女の嗚咽はまだ耳に残っている。
@ENG:

@IDX:42138
@OFF:0xb21
@SPK:
@JPN:　それでも彼女を助け出せたことで、心地よく眠りに　つけた。
@ENG:

@IDX:42139
@OFF:0xb69
@SPK:
@JPN:　真魚も安堵してくれたに違いない。
@ENG:

@IDX:42140
@OFF:0xba7
@SPK:
@JPN:　御堂さんを心配して泣きじゃくっていた真魚。
@ENG:

@IDX:42141
@OFF:0xbe1
@SPK:
@JPN:　……子供みたいなヤツだけど、その分、情も深いの　だろう。
@ENG:

@IDX:42142
@OFF:0xc29
@SPK:
@JPN:　仕事に行けば今日も真魚には会える。
@ENG:

@IDX:42143
@OFF:0xc5b
@SPK:
@JPN:　ケロッと明るい笑顔で仕事する真魚の姿が浮かんで　出勤の準備をする僕の手も自然と速くなった。
@ENG:

@IDX:42144
@OFF:0xcf9
@SPK:
@JPN:　夏の朝の強い日差しで目が覚めた。
@ENG:

@IDX:42145
@OFF:0xd29
@SPK:
@JPN:　悪い目覚めではない。
@ENG:

@IDX:42146
@OFF:0xd4d
@SPK:
@JPN:　眠りが余程深かったのだろう。
@ENG:

@IDX:42147
@OFF:0xd79
@SPK:
@JPN:　洗った死体の有様を夢に見て跳ね起きるようなこと　もなかった。
@ENG:

@IDX:42148
@OFF:0xdd3
@SPK:
@JPN:　確かに、昨夜は大変な夜だった。
@ENG:

@IDX:42149
@OFF:0xe01
@SPK:
@JPN:　真魚からの電話……そして、御堂さんを探しに夜の　病院へ……。
@ENG:

@IDX:42150
@OFF:0xe4d
@SPK:
@JPN:　……副院長に折檻されていた彼女。
@ENG:

@IDX:42151
@OFF:0xe7d
@SPK:
@JPN:　あの御堂さんが、僕の背中で震えていた。
@ENG:

@IDX:42152
@OFF:0xeb3
@SPK:
@JPN:　彼女の嗚咽はまだ耳に残っている。
@ENG:

@IDX:42153
@OFF:0xef1
@SPK:
@JPN:　それでも御堂さんは副院長をかばっていた。
@ENG:

@IDX:42154
@OFF:0xf29
@SPK:
@JPN:　彼女は否定したが、あれは、御堂さんが『何か』を　僕に話そうとしたためだろう。
@ENG:

@IDX:42155
@OFF:0xf85
@SPK:
@JPN:　それを副院長に感づかれて、あんな仕打ちを受けた　のに違いない。
@ENG:

@IDX:42156
@OFF:0xfd3
@SPK:
@JPN:　……どうして彼女は副院長をかばったのだろう？
@ENG:

@IDX:42157
@OFF:0x100f
@SPK:
@JPN:　それほど副院長を恐れているのか？
@ENG:

@IDX:42158
@OFF:0x104f
@SPK:
@JPN:　昨日話してくれるはずだった『何か』は、結局聞く　ことはできなかった。
@ENG:

@IDX:42159
@OFF:0x10a3
@SPK:
@JPN:　しかし、そんなことよりも彼女を救い出せたことは　不幸中の幸いだろう。
@ENG:

@IDX:42160
@OFF:0x1103
@SPK:
@JPN:　あの御堂さんが、僕の背中で泣いてくれた。
@ENG:

@IDX:42161
@OFF:0x113b
@SPK:
@JPN:　彼女が一時にせよ、僕に甘えてくれた。
@ENG:

@IDX:42162
@OFF:0x116f
@SPK:
@JPN:　僕にも御堂さんを支えてあげられる……そのことが　嬉しかった。
@ENG:

@IDX:42163
@OFF:0x11bb
@SPK:
@JPN:　昨日彼女が何を語るはずだったのか……。
@ENG:

@IDX:42164
@OFF:0x11f1
@SPK:
@JPN:　そんなことは、御堂さんがショックから立ち直って　そして、いつか話す気になってくれたら、その時に　聞けばいい。
@ENG:

@IDX:42165
@OFF:0x127d
@SPK:
@JPN:　……今日は御堂さんは病院に来ているだろうか？
@ENG:

@IDX:42166
@OFF:0x12b9
@SPK:
@JPN:　いくらなんでも昨日の今日でそれは無理か……。
@ENG:

@IDX:42167
@OFF:0x12f5
@SPK:
@JPN:　しかし仕事へと向かう僕の足取りは、重いものでは　なかった。
@ENG:

@IDX:42168
@OFF:0x1373
@SPK:
@JPN:　……夏のきつい日差しに追い立てられるように布団　から這い出した。
@ENG:

@IDX:42169
@OFF:0x13c3
@SPK:
@JPN:　一瞬、寝過ごしたかとも思ったが、時計を見ると、　いつも通りの時間だった。
@ENG:

@IDX:42170
@OFF:0x1429
@SPK:
@JPN:　……昨夜は大変な夜だった。
@ENG:

@IDX:42171
@OFF:0x1453
@SPK:
@JPN:　真魚からの電話……そして、御堂さんを探しに夜の　病院へ……。
@ENG:

@IDX:42172
@OFF:0x149f
@SPK:
@JPN:　暗い通路で座り込んでいる御堂さんを発見した。
@ENG:

@IDX:42173
@OFF:0x14db
@SPK:
@JPN:　……彼女は酷く怯えていた。
@ENG:

@IDX:42174
@OFF:0x1505
@SPK:
@JPN:　無事と言える状態ではなかった。
@ENG:

@IDX:42175
@OFF:0x1543
@SPK:
@JPN:　それでも大事に至る前に彼女を見つけられたのは、　不幸中の幸いだった。
@ENG:

@IDX:42176
@OFF:0x1597
@SPK:
@JPN:　ショック状態にある御堂さんを真魚に任せて帰って　きたが、真魚からの電話によると、彼女はあのあと　なんとか落ち着いたようだ。
@ENG:

@IDX:42177
@OFF:0x162f
@SPK:
@JPN:　ひとまずは安心だが、それにしても一体彼女の身に　何があったのだろう？
@ENG:

@IDX:42178
@OFF:0x1683
@SPK:
@JPN:　聞き出すことができるに越したことはないのだが、　それをするほど僕は無神経ではない。
@ENG:

@IDX:42179
@OFF:0x16e5
@SPK:
@JPN:　大体のところは想像できるし、彼女につらいことを　思い出させるのは酷だ。
@ENG:

@IDX:42180
@OFF:0x173b
@SPK:
@JPN:　できれば忘れてしまった方がいいのだろう……。
@ENG:

@IDX:42181
@OFF:0x1785
@SPK:
@JPN:　真魚にもその辺のことは念を押しておいたけれど、　あいつなら大丈夫だろう。
@ENG:

@IDX:42182
@OFF:0x17dd
@SPK:
@JPN:　外見こそガキっぽいが僕より一応年上だし、あれで　結構しっかりしている。
@ENG:

@IDX:42183
@OFF:0x1833
@SPK:
@JPN:　まあ、少し早めに行って真魚に聞いてみるか。
@ENG:

@IDX:42184
@OFF:0x186d
@SPK:
@JPN:　そう思って、僕は仕事の支度もそこそこに寮の部屋　をあとにした。
@ENG:

@IDX:42185
@OFF:0x18ef
@SPK:
@JPN:　……夏のきつい日差しに追い立てられるように布団　から這い出した。
@ENG:

@IDX:42186
@OFF:0x193f
@SPK:
@JPN:　一瞬、寝過ごしたかとも思ったが、時計を見ると、　いつも通りの時間だった。
@ENG:

@IDX:42187
@OFF:0x19a5
@SPK:
@JPN:　……昨夜は大変な夜だった。
@ENG:

@IDX:42188
@OFF:0x19cf
@SPK:
@JPN:　真魚からの電話……そして、御堂さんを探しに夜の　病院へ……。
@ENG:

@IDX:42189
@OFF:0x1a1b
@SPK:
@JPN:　暗い通路で座り込んでいる御堂さんを発見した。
@ENG:

@IDX:42190
@OFF:0x1a57
@SPK:
@JPN:　……彼女は酷く怯えていた。
@ENG:

@IDX:42191
@OFF:0x1a81
@SPK:
@JPN:　無事と言える状態ではなかった。
@ENG:

@IDX:42192
@OFF:0x1abd
@SPK:
@JPN:　ひとまずは安心だが、それにしても一体彼女の身に　何があったのだろう？
@ENG:

@IDX:42193
@OFF:0x1b11
@SPK:
@JPN:　聞き出すことができるに越したことはないのだが、　それをするほど僕は無神経ではない。
@ENG:

@IDX:42194
@OFF:0x1b73
@SPK:
@JPN:　大体のところは想像できるし、彼女につらいことを　思い出させるのは酷だ。
@ENG:

@IDX:42195
@OFF:0x1bc9
@SPK:
@JPN:　できれば忘れてしまった方がいいのだろう……。
@ENG:

@IDX:42196
@OFF:0x1c13
@SPK:
@JPN:　昨日彼女から聞き出すはずだった『何か』は、結局　聞けずじまいだった。
@ENG:

@IDX:42197
@OFF:0x1c67
@SPK:
@JPN:　まあ、それは御堂さんがショックから立ち直って、　そして自分から話す気になってくれたら、その時に　改めて聞けばいい。
@ENG:

@IDX:42198
@OFF:0x1ce9
@SPK:
@JPN:　今は彼女の回復が先だ。
@ENG:

@IDX:42199
@OFF:0x1d1f
@SPK:
@JPN:　一応彼女の様子だけは真魚から聞いておこう。
@ENG:

@IDX:42200
@OFF:0x1d59
@SPK:
@JPN:　昨夜、電話で大体は聞いたが、他に気づいたことが　あるかもしれない。
@ENG:

@IDX:42201
@OFF:0x1dab
@SPK:
@JPN:　そう思って、僕は仕事の支度もそこそこに寮の部屋　をあとにした。
@ENG:

@IDX:42202
@OFF:0x1e71
@SPK:
@JPN:　むかつく胃袋を押さえながら、僅かながらの朝食を　放り込んで更衣室に向かった。
@ENG:

@IDX:42203
@OFF:0x1ecd
@SPK:
@JPN:　作業着に着替えて、ようやく動き始めた身体に刺激　を与えないよう、じっと椅子に座って真魚を待つ。　
@ENG:

@IDX:42204
@OFF:0x1f54
@SPK:
@JPN:　昨日とは違い、今日はちゃんと朝食を摂ってから、　余裕を持って更衣室に着いた。
@ENG:

@IDX:42205
@OFF:0x1fb0
@SPK:
@JPN:　作業着に身を包んで、真魚の到着を待つ。
@ENG:

@IDX:42208
@OFF:0x207e
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうぞ。
@ENG:

@IDX:42210
@OFF:0x216e
@SPK:［真魚］
@JPN:　……おはよ……。
@ENG:

@IDX:42213
@OFF:0x21b6
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、おはよ……って、何かあったのか？　随分と不機嫌じゃないか？
@ENG:

@IDX:42215
@OFF:0x223b
@SPK:［真魚］
@JPN:　……昨夜、先輩が戻ってこないって電話したよね？
@ENG:

@IDX:42218
@OFF:0x22a1
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、それがどうかしたか？
@ENG:

@IDX:42220
@OFF:0x2376
@SPK:［真魚］
@JPN:　どうかしたかじゃないわよ！！　よくそんな呑気なこと言えるわね！？
@ENG:

@IDX:42223
@OFF:0x23ee
@SPK:[\protag]
@JPN:　ちょ、ちょっと待てよ。急に怒鳴られたってわけが分かんないよ。御堂さんに何かあったのか？
@ENG:

@IDX:42225
@OFF:0x2489
@SPK:［真魚］
@JPN:　あったわよ！　だから怒ってるんでしょ！　それなのに『どうかしたか？』ですってぇ！！
@ENG:

@IDX:42228
@OFF:0x2513
@SPK:[\protag]
@JPN:　だから、怒鳴る前に説明してくれよ。何があったのか分からなくちゃ、慌てようもないだろ？
@ENG:

@IDX:42230
@OFF:0x2622
@SPK:［真魚］
@JPN:　うっ！　それもそうか……。でもさぁ、もうちょっと心配してくれてもいいんじゃない？
@ENG:

@IDX:42233
@OFF:0x26aa
@SPK:[\protag]
@JPN:　心配だから聞いてるんだろ？　何があったんだよ？
@ENG:

@IDX:42235
@OFF:0x2797
@SPK:［真魚］
@JPN:　先輩、ロビーに倒れてたの。ボロボロの白衣を着て……きっと酷い目に遭ったんだよ……。
@ENG:

@IDX:42238
@OFF:0x2821
@SPK:[\protag]
@JPN:　ボロボロの白衣？　そんなことがあったのか……。
@ENG:

@IDX:42240
@OFF:0x2894
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。
@ENG:

@IDX:42243
@OFF:0x28d2
@SPK:[\protag]
@JPN:　何があったのかは教えてくれたのか？
@ENG:

@IDX:42245
@OFF:0x2939
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん。教えてくれなかった。それに、もうそのことについては聞かないでくれって……。
@ENG:

@IDX:42248
@OFF:0x29c3
@SPK:[\protag]
@JPN:　そ、それで、御堂さんは？
@ENG:

@IDX:42250
@OFF:0x2a20
@SPK:［真魚］
@JPN:　……上で仕事してるよ。
@ENG:

@IDX:42253
@OFF:0x2a6e
@SPK:[\protag]
@JPN:　仕事って、警察は！？　警察には行かなかったのか！？
@ENG:

@IDX:42255
@OFF:0x2ae5
@SPK:［真魚］
@JPN:　私も警察に行ったほうがいいって言ったんだけど、先輩、どうしてもそれだけはイヤだって……。
@ENG:

@IDX:42258
@OFF:0x2b75
@SPK:[\protag]
@JPN:　イヤって、それどう考えても暴行事件だろ？　病院は？　副院長は何も言わないのか？
@ENG:

@IDX:42260
@OFF:0x2c08
@SPK:［真魚］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42263
@OFF:0x2c4a
@SPK:[\protag]
@JPN:　真魚！
@ENG:

@IDX:42265
@OFF:0x2d0b
@SPK:［真魚］
@JPN:　このことを知ってるのは、先輩と私ときみだけなの。
@ENG:

@IDX:42268
@OFF:0x2d73
@SPK:[\protag]
@JPN:　な！　どうして！？
@ENG:

@IDX:42270
@OFF:0x2dca
@SPK:［真魚］
@JPN:　先輩が誰にも言うなって……。
@ENG:

@IDX:42273
@OFF:0x2e1e
@SPK:[\protag]
@JPN:　誰にもって、副院長にもか？
@ENG:

@IDX:42275
@OFF:0x2e7d
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。ホントはきみにも秘密にしたかったのかもしれない。
@ENG:

@IDX:42278
@OFF:0x2eeb
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか……。
@ENG:

@IDX:42280
@OFF:0x2f3c
@SPK:［真魚］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42283
@OFF:0x2f7e
@SPK:[\protag]
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:42285
@OFF:0x304b
@SPK:［真魚］
@JPN:　……………………。
@ENG:

@IDX:42288
@OFF:0x3095
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあ、御堂さんがそう言うんなら仕方ないか……で、怪我とかはしてないのか？
@ENG:

@IDX:42290
@OFF:0x3122
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。怪我はないみたい。
@ENG:

@IDX:42293
@OFF:0x3172
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか。じゃあ、それは一安心だな。問題は精神面か……。
@ENG:

@IDX:42295
@OFF:0x31ed
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。先輩、朝から妙に明るいんだ……でも、あんなの絶対変だよ……。
@ENG:

@IDX:42298
@OFF:0x3267
@SPK:[\protag]
@JPN:　う～ん。無理に明るく振る舞ってるんだろうな。
@ENG:

@IDX:42300
@OFF:0x32d8
@SPK:［真魚］
@JPN:　たぶん、そうだと思う。
@ENG:

@IDX:42303
@OFF:0x3326
@SPK:[\protag]
@JPN:　……どうしたらいいんだろうな。
@ENG:

@IDX:42305
@OFF:0x3389
@SPK:［真魚］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42308
@OFF:0x33cb
@SPK:[\protag]
@JPN:　とりあえずそっとしておくしかないのかな？
@ENG:

@IDX:42310
@OFF:0x3438
@SPK:［真魚］
@JPN:　で、でも……。
@ENG:

@IDX:42313
@OFF:0x347e
@SPK:[\protag]
@JPN:　だってそうだろ？　警察には行けない。副院長にも相談できない。何があったかさえ分からない。これじゃあどうしようもないだろ？
@ENG:

@IDX:42315
@OFF:0x35b1
@SPK:［真魚］
@JPN:　きみは見てないからそんなことが言えるんだよ！
@ENG:

@IDX:42318
@OFF:0x3615
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕に当たるなよ……僕のせいじゃないだろ？
@ENG:

@IDX:42320
@OFF:0x3682
@SPK:［真魚］
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42323
@OFF:0x36c4
@SPK:[\protag]
@JPN:　……それとも僕のせいなのか？
@ENG:

@IDX:42325
@OFF:0x379f
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん、ゴメン。今のは八つ当たりだったよ……。でも、昨夜きみが来てくれてたら心強かったかなって……。
@ENG:

@IDX:42328
@OFF:0x383b
@SPK:[\protag]
@JPN:　そういうことか……悪かった。そこまで気が回らなかった。
@ENG:

@IDX:42330
@OFF:0x38b6
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん、こっちこそゴメン。きみに当たったってしょうがないのに……。
@ENG:

@IDX:42333
@OFF:0x3930
@SPK:[\protag]
@JPN:　連絡をもらったのに何もしなかったのは事実だからな……それくらいしょうがないさ。
@ENG:

@IDX:42335
@OFF:0x39c3
@SPK:［真魚］
@JPN:　……怒ってない？
@ENG:

@IDX:42338
@OFF:0x3a0b
@SPK:[\protag]
@JPN:　怒ってないよ。
@ENG:

@IDX:42340
@OFF:0x3a5e
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん……じゃあ、そろそろミーティングにしようか？
@ENG:

@IDX:42343
@OFF:0x3ac6
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ。
@ENG:

@IDX:42345
@OFF:0x3b11
@SPK:［真魚］
@JPN:　えっとね……今日は、男性が１体。傷はないって。
@ENG:

@IDX:42348
@OFF:0x3b77
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ありがとう、もう行っていいよ。
@ENG:

@IDX:42350
@OFF:0x3bde
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。頑張ってね。
@ENG:

@IDX:42351
@OFF:0x3c4b
@SPK:
@JPN:　御堂さんにそんなことがあったのか……。
@ENG:

@IDX:42352
@OFF:0x3c81
@SPK:
@JPN:　それなら、約束した話のことで電話を入れるどころ　ではなかったのも納得がいく。
@ENG:

@IDX:42353
@OFF:0x3cdd
@SPK:
@JPN:　仕事には来ているという話だから、あとで会ったら　それとなく様子を窺ってみよう。
@ENG:

@IDX:42354
@OFF:0x3d5d
@SPK:
@JPN:　御堂さんにそんなことがあったのか……。
@ENG:

@IDX:42355
@OFF:0x3d93
@SPK:
@JPN:　仕事には来ているという話だから、あとで会ったら　それとなく様子を窺ってみよう。
@ENG:

@IDX:42357
@OFF:0x3ed1
@SPK:［真魚］
@JPN:　おっはよー！
@ENG:

@IDX:42360
@OFF:0x3f15
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、おはよう。
@ENG:

@IDX:42362
@OFF:0x3fe0
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、そうだ！　あのね、先輩きみのこと気にしてたよ。
@ENG:

@IDX:42365
@OFF:0x404c
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さんが？
@ENG:

@IDX:42367
@OFF:0x4113
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。探してくれたのにずいぶん失礼なことしちゃったって、合わせる顔がないってさ。
@ENG:

@IDX:42370
@OFF:0x419b
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんなこと、気にしなくてもいいのに……。
@ENG:

@IDX:42372
@OFF:0x4208
@SPK:［真魚］
@JPN:　だったら、直接言ってあげてよ。今朝も凄く気にしてて、私に伝言まで頼んだんだよ？
@ENG:

@IDX:42375
@OFF:0x428e
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか、今朝も……え！？　御堂さん、きてるのか！？
@ENG:

@IDX:42377
@OFF:0x4305
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。私もビックリした。今日くらい休めばって言ったんだけど、先輩、大丈夫って笑顔で答えて……。
@ENG:

@IDX:42380
@OFF:0x439b
@SPK:[\protag]
@JPN:　笑顔で？
@ENG:

@IDX:42382
@OFF:0x43e8
@SPK:［真魚］
@JPN:　そう。ちょっと不自然だったけど。
@ENG:

@IDX:42385
@OFF:0x4440
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか……御堂さんも気にしないようにしてるんだろうな。
@ENG:

@IDX:42388
@OFF:0x44ae
@SPK:[\protag]
@JPN:　ところで……昨夜のことについて、御堂さん何か言ってたか？
@ENG:

@IDX:42390
@OFF:0x45a5
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん。別に何も……。
@ENG:

@IDX:42393
@OFF:0x45f3
@SPK:[\protag]
@JPN:　そっか……どうしたらいいんだろうな……。
@ENG:

@IDX:42395
@OFF:0x4660
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん……
@ENG:

@IDX:42396
@OFF:0x46fc
@SPK:
@JPN:でも、大丈夫だよ。落ち着いたら先輩の方から教えてくれるって。
@ENG:

@IDX:42399
@OFF:0x476e
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうだといいんだけど……。
@ENG:

@IDX:42401
@OFF:0x47cd
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうだよ……ほら、湿っぽい話はヤメヤメ！　暗くなってどうすんの。
@ENG:

@IDX:42404
@OFF:0x4845
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうだよな。これから仕事なんだから……。
@ENG:

@IDX:42406
@OFF:0x4944
@SPK:［真魚］
@JPN:　やあやあ、おはよう。今日もいい天気だねぇ！
@ENG:

@IDX:42409
@OFF:0x49a6
@SPK:[\protag]
@JPN:　はあ？　……真魚の頭ん中は、いつだって上天気だろ？
@ENG:

@IDX:42411
@OFF:0x4a1d
@SPK:［真魚］
@JPN:　なに？　今日も私が綺麗だって？　そんな、正直に言われると……照れるなぁ！　そんなに褒めても何にもでないよ？
@ENG:

@IDX:42414
@OFF:0x4abf
@SPK:[\protag]
@JPN:　……大丈夫か？
@ENG:

@IDX:42416
@OFF:0x4b88
@SPK:［真魚］
@JPN:　何が？
@ENG:

@IDX:42419
@OFF:0x4bc6
@SPK:[\protag]
@JPN:　何がって……頭。
@ENG:

@IDX:42421
@OFF:0x4c95
@SPK:［真魚］
@JPN:　ヤダ！　寝癖ついてる？
@ENG:

@IDX:42424
@OFF:0x4ce3
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうじゃなくて……。
@ENG:

@IDX:42426
@OFF:0x4db2
@SPK:［真魚］
@JPN:　ま、冗談はこのくらいにして……
@ENG:

@IDX:42427
@OFF:0x4e64
@SPK:
@JPN:コラッ！　誰の頭が、いつも上天気だって！？
@ENG:

@IDX:42430
@OFF:0x4ec4
@SPK:[\protag]
@JPN:　何だ、聞こえてたのか……。
@ENG:

@IDX:42432
@OFF:0x4f23
@SPK:［真魚］
@JPN:　当たり前でしょ？　誰のために明るくしてると思ってんのよ？
@ENG:

@IDX:42435
@OFF:0x4f93
@SPK:[\protag]
@JPN:　へ？　誰か好きな人でもできたのか？
@ENG:

@IDX:42437
@OFF:0x5074
@SPK:［真魚］
@JPN:　え？　いや、まあ、その……ん？
@ENG:

@IDX:42438
@OFF:0x5126
@SPK:
@JPN:　だぁーっ、ちっがーうっ！
@ENG:

@IDX:42441
@OFF:0x5176
@SPK:[\protag]
@JPN:　はあ？　違うのか？
@ENG:

@IDX:42443
@OFF:0x51cd
@SPK:［真魚］
@JPN:　違ってはいないけど違うの！
@ENG:

@IDX:42446
@OFF:0x521f
@SPK:[\protag]
@JPN:　なに言ってんだお前？
@ENG:

@IDX:42448
@OFF:0x5278
@SPK:［真魚］
@JPN:　きみが言ったんでしょ！？
@ENG:

@IDX:42451
@OFF:0x52c8
@SPK:[\protag]
@JPN:　……何を？
@ENG:

@IDX:42453
@OFF:0x5317
@SPK:［真魚］
@JPN:　もう！　言ったじゃん！
@ENG:

@IDX:42454
@OFF:0x53c5
@SPK:
@JPN:　笑ってる方が……って。
@ENG:

@IDX:42457
@OFF:0x5413
@SPK:[\protag]
@JPN:　笑ってる方が、何だって？
@ENG:

@IDX:42459
@OFF:0x54e6
@SPK:［真魚］
@JPN:　わ、笑ってる方が可愛いって……そう言ったの！
@ENG:

@IDX:42462
@OFF:0x554a
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42464
@OFF:0x5599
@SPK:［真魚］
@JPN:　な、何よ？　何とか言ったらどうなの！？
@ENG:

@IDX:42467
@OFF:0x55f7
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そんなクサい台詞、僕が吐いたのか？
@ENG:

@IDX:42469
@OFF:0x5662
@SPK:［真魚］
@JPN:　言ったの！　昨夜も自分で認めてたじゃない！　頭ん中で台詞の巻き戻ししてみなさいよ！
@ENG:

@IDX:42472
@OFF:0x56ec
@SPK:[\protag]
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:42474
@OFF:0x573f
@SPK:［真魚］
@JPN:　………………。
@ENG:

@IDX:42477
@OFF:0x5785
@SPK:[\protag]
@JPN:　……………………。
@ENG:

@IDX:42479
@OFF:0x5856
@SPK:［真魚］
@JPN:　……………………どう？
@ENG:

@IDX:42482
@OFF:0x58a4
@SPK:[\protag]
@JPN:　待て、もうちょっと…………………………。
@ENG:

@IDX:42484
@OFF:0x598b
@SPK:［真魚］
@JPN:　…………………………。
@ENG:

@IDX:42487
@OFF:0x59d9
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………あ！　ホントに言ってる！？
@ENG:

@IDX:42489
@OFF:0x5ab6
@SPK:［真魚］
@JPN:　でしょ？　だから明るくしてたのに……。
@ENG:

@IDX:42492
@OFF:0x5b14
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうだったのか……ありがとう。
@ENG:

@IDX:42494
@OFF:0x5bed
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん！　えへへ。
@ENG:

@IDX:42497
@OFF:0x5c35
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さんにも笑ってる方がいいって言われたし……な。
@ENG:

@IDX:42499
@OFF:0x5d22
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ！
@ENG:

@IDX:42500
@OFF:0x5dbc
@SPK:
@JPN:　そう言えば、一緒に先輩を探してくれてありがとね。おかげで先輩も見つかったし。
@ENG:

@IDX:42503
@OFF:0x5e40
@SPK:[\protag]
@JPN:　いや、大したことじゃ……。
@ENG:

@IDX:42505
@OFF:0x5e9f
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん、そんなことないよ！　私ね、手伝ってもらえて本当に嬉しかったんだから……。
@ENG:

@IDX:42506
@OFF:0x5f23
@SPK:
@JPN:　……真魚は知らない。
@ENG:

@IDX:42507
@OFF:0x5f47
@SPK:
@JPN:　彼女が昨夜どんな目に遭っていたのか……。
@ENG:

@IDX:42508
@OFF:0x5f7f
@SPK:
@JPN:　もし御堂さんに口止めされていなかったとしても、　僕の口から教えるつもりはない。
@ENG:

@IDX:42511
@OFF:0x6019
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42513
@OFF:0x6124
@SPK:［真魚］
@JPN:　なに？　どうしたの？
@ENG:

@IDX:42516
@OFF:0x6170
@SPK:[\protag]
@JPN:　ん？　あ、いや……何でもないよ。
@ENG:

@IDX:42518
@OFF:0x624b
@SPK:［真魚］
@JPN:　何でもないってことないでしょ？　急に黙り込んで……。
@ENG:

@IDX:42521
@OFF:0x62b7
@SPK:[\protag]
@JPN:　いや、ホント。何でもないんだ。
@ENG:

@IDX:42523
@OFF:0x6390
@SPK:［真魚］
@JPN:　ふーん。それならいいんだけど。
@ENG:

@IDX:42525
@OFF:0x63f3
@SPK:［真魚］
@JPN:　それじゃあ、ミーティングやっちゃおうか？
@ENG:

@IDX:42528
@OFF:0x6453
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、頼むよ。
@ENG:

@IDX:42530
@OFF:0x64a6
@SPK:［真魚］
@JPN:　んっとね……今日は男性で１体。傷はないって書いてあるね。
@ENG:

@IDX:42533
@OFF:0x6516
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ホントに？
@ENG:

@IDX:42535
@OFF:0x6569
@SPK:［真魚］
@JPN:　書類には、そう書いてあるよ？　見る？
@ENG:

@IDX:42538
@OFF:0x65c5
@SPK:[\protag]
@JPN:　いや……真魚の言葉、信用するよ。
@ENG:

@IDX:42540
@OFF:0x66a0
@SPK:［真魚］
@JPN:　へへへ……じゃ、作業に入っちゃって。上で待ってるからさ。
@ENG:

@IDX:42543
@OFF:0x6710
@SPK:[\protag]
@JPN:　待ってるんじゃなくて、仕事してるんだろ？
@ENG:

@IDX:42545
@OFF:0x67f3
@SPK:［真魚］
@JPN:　仕事しながら待ってるってこと。じゃあ、またね。
@ENG:

@IDX:42546
@OFF:0x686f
@SPK:
@JPN:　真魚の性格は、担当に向いてるのかもしれない。
@ENG:

@IDX:42547
@OFF:0x68ab
@SPK:
@JPN:　明るいし、ああ見えて細かいところに目が届く。
@ENG:

@IDX:42548
@OFF:0x68e7
@SPK:
@JPN:　見ているこちらまで心が和むのは、ある意味彼女の　最大の長所だ。
@ENG:

@IDX:42549
@OFF:0x6935
@SPK:
@JPN:　これで一本ネジが飛んでいるところさえなければ、　最高なのだが……。
@ENG:

@IDX:42550
@OFF:0x6a56
@SPK:
@JPN:　昨日の音やにおいを思い出し、僅かに警戒しながら　部屋へと足を踏み入れた。
@ENG:

@IDX:42551
@OFF:0x6aae
@SPK:
@JPN:　今日は、どちらもない……。
@ENG:

@IDX:42552
@OFF:0x6ad8
@SPK:
@JPN:　……少なくとも、僕が感じられるレベルでは、音も　においも存在していない。
@ENG:

@IDX:42553
@OFF:0x6b30
@SPK:
@JPN:　そのことに束の間の安心を感じながら、すぐに気を　引き締め直して作業を開始した。
@ENG:

@IDX:42554
@OFF:0x6bf2
@SPK:
@JPN:　真魚の言っていたように、今日の死体は男性。
@ENG:

@IDX:42555
@OFF:0x6c2c
@SPK:
@JPN:　そのことに、別の意味で安心感を得た。
@ENG:

@IDX:42556
@OFF:0x6c60
@SPK:
@JPN:　少なくとも、男相手には興奮したりしない。
@ENG:

@IDX:42557
@OFF:0x6c98
@SPK:
@JPN:　昨日のようなことは、もう二度としたくない。
@ENG:

@IDX:42558
@OFF:0x6cd2
@SPK:
@JPN:　死体に興奮して射精するなど……あってはならない　ことだ。
@ENG:

@IDX:42559
@OFF:0x6d86
@SPK:
@JPN:　黙々と、ただ手順に従って作業を進める。
@ENG:

@IDX:42560
@OFF:0x6dbc
@SPK:
@JPN:　不思議なことに嫌々ではなく、自然と身体が動いて　いく。
@ENG:

@IDX:42561
@OFF:0x6e02
@SPK:
@JPN:　楽しくはないが、つらくもない……。
@ENG:

@IDX:42562
@OFF:0x6e34
@SPK:
@JPN:　意識するまでもなく、単なる仕事として割り切って　いる自分が存在する。
@ENG:

@IDX:42563
@OFF:0x6e96
@SPK:
@JPN:　そこには、感情も思考も存在しない。
@ENG:

@IDX:42564
@OFF:0x6ec8
@SPK:
@JPN:　顔を押さえるのも、うつ伏せにする時に触るのも、　もはや何の抵抗もない。
@ENG:

@IDX:42565
@OFF:0x6f1e
@SPK:
@JPN:　死体を洗うことに、慣れてしまったのだろうか？
@ENG:

@IDX:42566
@OFF:0x6f5a
@SPK:
@JPN:　それは仕事を続けるにはプラスになるはずなのに、　反面、妙な寂しさを覚える。
@ENG:

@IDX:42567
@OFF:0x7077
@SPK:
@JPN:　気がつくと、すでに作業の大半は終わっていた。
@ENG:

@IDX:42568
@OFF:0x70b3
@SPK:
@JPN:　残るは、水で流して確認してもらうだけ……。
@ENG:

@IDX:42569
@OFF:0x70ed
@SPK:
@JPN:　２分とかからずに水洗いを終えると、待機している　いつもの職員、鏑木さんを内線で呼び出した……。　
@ENG:

@IDX:42571
@OFF:0x72a9
@SPK:［鏑木］
@JPN:　今日はまた、随分と早いな……お前も、ようやく仕事に慣れてきたようだな。
@ENG:

@IDX:42574
@OFF:0x7327
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そんなこと、ありませんよ。
@ENG:

@IDX:42576
@OFF:0x7404
@SPK:［鏑木］
@JPN:　謙遜することないだろう？　仕上がりは完璧だし、早さも申し分ない。これなら俺が洗ったと言っても通用するぞ。
@ENG:

@IDX:42579
@OFF:0x74a4
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ありがとうございます。
@ENG:

@IDX:42581
@OFF:0x7503
@SPK:［鏑木］
@JPN:　やれやれ。誉められたんだから素直に喜べばいいものを……。
@ENG:

@IDX:42584
@OFF:0x7573
@SPK:[\protag]
@JPN:　すみません、誉められ慣れてないもんで……。
@ENG:

@IDX:42586
@OFF:0x75e2
@SPK:［鏑木］
@JPN:　別に謝る必要はないさ。では、もう行っていいぞ……夜もこの調子で頼む。
@ENG:

@IDX:42589
@OFF:0x765e
@SPK:[\protag]
@JPN:　……えっ？　今、『夜も』って言いましたか？
@ENG:

@IDX:42591
@OFF:0x76cd
@SPK:［鏑木］
@JPN:　ああ、言ったが……それがどうかしたのか？
@ENG:

@IDX:42594
@OFF:0x772d
@SPK:[\protag]
@JPN:　ちょっと待ってください！　夜もあるなんて聞いてませんよ！
@ENG:

@IDX:42596
@OFF:0x77aa
@SPK:［鏑木］
@JPN:　何だ、あのちっこい看護婦は言ってなかったのか？　しょうがないな……ま、そういうことだ。
@ENG:

@IDX:42599
@OFF:0x7838
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんな……せっかく終わったと思ったのに……。
@ENG:

@IDX:42601
@OFF:0x78a9
@SPK:［鏑木］
@JPN:　なぁに、今の調子でやれば、大したことじゃないだろ？　夜と言っても８時……寝不足になるような時間じゃない。
@ENG:

@IDX:42604
@OFF:0x7949
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そうですね。じゃあ、僕はこれで……。
@ENG:

@IDX:42606
@OFF:0x79b6
@SPK:［鏑木］
@JPN:　ああ。
@ENG:

@IDX:42608
@OFF:0x7b4e
@SPK:［真魚］
@JPN:　おかえり！
@ENG:

@IDX:42611
@OFF:0x7b90
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ、ただいま……
@ENG:

@IDX:42612
@OFF:0x7bb0
@SPK:
@JPN:じゃなくて、どうして夜も仕事があること黙ってたんだよ！？　さっき鏑木さんから聞かされて、死ぬほどビックリしたんだぞ！？
@ENG:

@IDX:42614
@OFF:0x7cdf
@SPK:［真魚］
@JPN:　だって仕事の前にきみにそんなこと教えたら、悩んで遅くなるかもしれないじゃん。そんなのヤダもん。
@ENG:

@IDX:42617
@OFF:0x7d75
@SPK:[\protag]
@JPN:　ヤダもんって、お前……。
@ENG:

@IDX:42619
@OFF:0x7dd2
@SPK:［真魚］
@JPN:　それに、朝の仕事には関係ないでしょ？　関係ないことは言うなって言ったの、きみだよ？
@ENG:

@IDX:42622
@OFF:0x7e5c
@SPK:[\protag]
@JPN:　くっ……むぅ……。
@ENG:

@IDX:42624
@OFF:0x7f2d
@SPK:［真魚］
@JPN:　でも、怒ったんなら謝るよ。教えなかったのは事実だしね……ゴメンなさい。
@ENG:

@IDX:42627
@OFF:0x7fab
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42629
@OFF:0x7ffa
@SPK:［真魚］
@JPN:　ねえ、怒ってるの？
@ENG:

@IDX:42632
@OFF:0x8044
@SPK:[\protag]
@JPN:　いや、こっちこそ悪かったよ。わけを聞く前に怒鳴ったりして……おしゃべりを禁じておいて、勝手だったかもな……真魚こそ怒ってないか？
@ENG:

@IDX:42634
@OFF:0x817f
@SPK:［真魚］
@JPN:　へへへ……私は怒ってないよ。
@ENG:

@IDX:42635
@OFF:0x822f
@SPK:
@JPN:あ、でも、ちょっぴり怒ってるかも……。
@ENG:

@IDX:42638
@OFF:0x828b
@SPK:[\protag]
@JPN:　……何だそりゃ？
@ENG:

@IDX:42640
@OFF:0x8356
@SPK:［真魚］
@JPN:　えへへ。
@ENG:

@IDX:42643
@OFF:0x8396
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあいいか。で、報告書は夜にまとめて書くってことでいいんだな。
@ENG:

@IDX:42645
@OFF:0x848f
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。そういうこと。でね、このあと私につき合ってくれるともっと機嫌が良くなるんだけどなぁ……だめ？
@ENG:

@IDX:42648
@OFF:0x8529
@SPK:[\protag]
@JPN:　じゃあ、食堂で飯でも奢ってやるよ。それでいいか？
@ENG:

@IDX:42650
@OFF:0x85af
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうじゃなくって……一緒にナースステーションまで来てくれない？　先輩が、きみに会いたいんだって。
@ENG:

@IDX:42653
@OFF:0x8647
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕に？　別に構わないけど……いいのか？
@ENG:

@IDX:42655
@OFF:0x86b2
@SPK:［真魚］
@JPN:　いいと思うよ。先輩が会いたいって言ってるんだし……。
@ENG:

@IDX:42658
@OFF:0x871e
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、何で僕に会いたいんだろ？
@ENG:

@IDX:42660
@OFF:0x87fb
@SPK:［真魚］
@JPN:　う～ん、昨夜のことなんじゃないかな。
@ENG:

@IDX:42663
@OFF:0x8857
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　だって、僕は昨夜のことを知らないことになってるはずじゃないのか？
@ENG:

@IDX:42665
@OFF:0x88e2
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん。きみに昨夜のことを話したって教えた。
@ENG:

@IDX:42668
@OFF:0x8946
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか。御堂さん、何か言ってたか？
@ENG:

@IDX:42670
@OFF:0x89ad
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。どうして教えたのって。
@ENG:

@IDX:42673
@OFF:0x8a01
@SPK:[\protag]
@JPN:　それで？
@ENG:

@IDX:42675
@OFF:0x8a4e
@SPK:［真魚］
@JPN:　昨日先輩が戻ってこないって電話しちゃったからって言った。
@ENG:

@IDX:42678
@OFF:0x8abe
@SPK:[\protag]
@JPN:　ふ～ん……ってちょっと待てよ。もしかして、僕が御堂さんを見捨てたって思われてるんじゃないのか？
@ENG:

@IDX:42680
@OFF:0x8b61
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうかなぁ？　でもさあ、電話したのに来てくれなかったのは事実なんだし。そう思われても仕方ないんじゃないの？
@ENG:

@IDX:42683
@OFF:0x8c03
@SPK:[\protag]
@JPN:　はあ……確かにそうだけど……。
@ENG:

@IDX:42685
@OFF:0x8cdc
@SPK:［真魚］
@JPN:　ほら、悩んでても仕方ないからさ、早く行こうよ。先輩に仕事が終わったらすぐ連れて来いって言われてるんだから。
@ENG:

@IDX:42688
@OFF:0x8d7e
@SPK:[\protag]
@JPN:　すぐ連れて来いって……御堂さん、怒ってるのか？
@ENG:

@IDX:42690
@OFF:0x8e6b
@SPK:［真魚］
@JPN:　ん～、そんな風には見えなかったよ。それに、先輩ってそんなことで怒るような人じゃないと思うけど。
@ENG:

@IDX:42693
@OFF:0x8f01
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕もそう思うけど……。
@ENG:

@IDX:42695
@OFF:0x8fd2
@SPK:［真魚］
@JPN:　もし怒ってても、ちゃんと謝れば大丈夫だよ。
@ENG:

@IDX:42698
@OFF:0x9034
@SPK:[\protag]
@JPN:　……分かった。行くよ……。
@ENG:

@IDX:42700
@OFF:0x9093
@SPK:［真魚］
@JPN:　じゃあ、早く着替えてよ。あっ！　ちゃんとシャワーも浴びるんだよ？
@ENG:

@IDX:42703
@OFF:0x910b
@SPK:[\protag]
@JPN:　それくらい分かってるよ……。
@ENG:

@IDX:42705
@OFF:0x91e2
@SPK:［真魚］
@JPN:　ふむ、よろしい！　じゃ、外で待ってるから。
@ENG:

@IDX:42706
@OFF:0x925c
@SPK:
@JPN:　役に立てなかったとしても、様子を見に来るくらい　するべきだったか？
@ENG:

@IDX:42707
@OFF:0x92ae
@SPK:
@JPN:　とにかく、急いでシャワーを浴びてしまおう。
@ENG:

@IDX:42708
@OFF:0x92e8
@SPK:
@JPN:　真魚を待たせて不機嫌になられても面倒だ……。
@ENG:

@IDX:42709
@OFF:0x93e5
@SPK:
@JPN:　真魚の顔が妙に嬉しそうに見える。
@ENG:

@IDX:42710
@OFF:0x9415
@SPK:
@JPN:　それとは対照的に、僕の心は沈んでいる……。
@ENG:

@IDX:42711
@OFF:0x944f
@SPK:
@JPN:　裁きの場に立たされた罪人の心境は、たぶんこんな　感じなのだろう……。
@ENG:

@IDX:42712
@OFF:0x94ba
@SPK:
@JPN:　じきじきのお呼び出しか……。
@ENG:

@IDX:42713
@OFF:0x94e6
@SPK:
@JPN:　……御堂さん、怒ってるんだろうなあ。
@ENG:

@IDX:42714
@OFF:0x951a
@SPK:
@JPN:　形だけ見れば、僕は彼女を見捨ててしまったことに　なるのだから、約束したはずの話も、してくれない　かもしれない。
@ENG:

@IDX:42715
@OFF:0x9598
@SPK:
@JPN:　本当は、折を見て自分から御堂さんに聞きに行こう　と思っていたのだが、今の僕は、如何せん心構えが　できていない。
@ENG:

@IDX:42716
@OFF:0x9616
@SPK:
@JPN:　どんな顔をして彼女に会えばいいのだか……。
@ENG:

@IDX:42718
@OFF:0x984c
@SPK:［真魚］
@JPN:　はい！　約束通り、ちゃんと連れて来たよ！
@ENG:

@IDX:42720
@OFF:0x98b9
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ご苦労様。真魚ちゃんはお仕事に戻ってね？
@ENG:

@IDX:42722
@OFF:0x9926
@SPK:［真魚］
@JPN:　はーい！
@ENG:

@IDX:42725
@OFF:0x9a3e
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:42727
@OFF:0x9b49
@SPK:［悠紀］
@JPN:　どうかなさったんですか？　さっきから俯いて……。
@ENG:

@IDX:42730
@OFF:0x9bb1
@SPK:[\protag]
@JPN:　あの、昨夜は、その……ごめんなさい！
@ENG:

@IDX:42732
@OFF:0x9c94
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの、急に謝られても……何で謝るんですか？
@ENG:

@IDX:42735
@OFF:0x9cf6
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　だって、怒ってるんじゃないんですか？
@ENG:

@IDX:42737
@OFF:0x9ddb
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ、そんなことは……。
@ENG:

@IDX:42740
@OFF:0x9e2d
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、すぐに連れて来いって言われたって……。
@ENG:

@IDX:42742
@OFF:0x9f14
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ヤダ……私、そんなこと言ってませんよ？
@ENG:

@IDX:42745
@OFF:0x9f72
@SPK:[\protag]
@JPN:　えっ？　でも、真魚が……。
@ENG:

@IDX:42747
@OFF:0xa047
@SPK:［悠紀］
@JPN:　クスッ、きっとあの子にからかわれたんですよ。
@ENG:

@IDX:42750
@OFF:0xa0ab
@SPK:[\protag]
@JPN:　からかわれた……？
@ENG:

@IDX:42752
@OFF:0xa178
@SPK:［悠紀］
@JPN:　ええ。私は、あなたに心配はいりませんって伝言を頼んだだけですから。そうしたらあの子が、そういうことは自分で伝えた方がいいよって……あら？　どうかなさいましたか？
@ENG:

@IDX:42755
@OFF:0xa250
@SPK:[\protag]
@JPN:　ま、真魚めぇ……。
@ENG:

@IDX:42757
@OFF:0xa31d
@SPK:［悠紀］
@JPN:　あの、私のせいで、ごめんなさい……あの子には、悪気はないと思うんです。ここに来ていただくために、わざと……。
@ENG:

@IDX:42760
@OFF:0xa3c1
@SPK:[\protag]
@JPN:　いえ、御堂さんのせいじゃありませんよ。それに、相手が真魚じゃ、仕方ないような気もしますしね。
@ENG:

@IDX:42762
@OFF:0xa462
@SPK:［悠紀］
@JPN:　すみません。あとできつく言っておきますから……。
@ENG:

@IDX:42765
@OFF:0xa4ca
@SPK:[\protag]
@JPN:　いいんですよ。確かにああでも言われないと御堂さんのところに来る踏ん切りがつかなかったかもしれませんから。
@ENG:

@IDX:42767
@OFF:0xa5ed
@SPK:［悠紀］
@JPN:　クスッ、そういう考え方、あなたらしいですよね？
@ENG:

@IDX:42770
@OFF:0xa653
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうかな？　……よく分からないや。
@ENG:

@IDX:42772
@OFF:0xa730
@SPK:［悠紀］
@JPN:　私には分かります。そういう人だから、きっと……。
@ENG:

@IDX:42775
@OFF:0xa798
@SPK:[\protag]
@JPN:　きっと……何ですか？
@ENG:

@IDX:42777
@OFF:0xa867
@SPK:［悠紀］
@JPN:　いいえ、何でもありません。
@ENG:

@IDX:42780
@OFF:0xa8b9
@SPK:[\protag]
@JPN:　……？　まあいいや……それよりお仕事はいいんですか？
@ENG:

@IDX:42782
@OFF:0xa9a8
@SPK:［悠紀］
@JPN:　え？　あっ、そうですね……お忙しいところ、お呼び立てしてすみませんでした。
@ENG:

@IDX:42785
@OFF:0xaa2a
@SPK:[\protag]
@JPN:　気にしないでください。じゃあ、僕はこれで。
@ENG:

@IDX:42786
@OFF:0xab51
@SPK:
@JPN:　真魚が言うほど、不自然には見えなかった。
@ENG:

@IDX:42787
@OFF:0xab89
@SPK:
@JPN:　何事につけ、あいつは大袈裟だから……。
@ENG:

@IDX:42788
@OFF:0xabbf
@SPK:
@JPN:　心配して損したとは思わないが、安堵すると同時に　担がれたような気分になってくる。
@ENG:

@IDX:42789
@OFF:0xac2d
@SPK:
@JPN:　だが、昨夜倒れていたという話は？
@ENG:

@IDX:42790
@OFF:0xac5d
@SPK:
@JPN:　ボロボロの白衣っていうのは？
@ENG:

@IDX:42791
@OFF:0xac89
@SPK:
@JPN:　あれも、真魚の誇張なのだろうか？
@ENG:

@IDX:42792
@OFF:0xacb9
@SPK:
@JPN:　そうでないとすれば、御堂さんの身に何が……。
@ENG:

@IDX:42793
@OFF:0xacf5
@SPK:
@JPN:　いくら何でも、本人に聞くわけにはいかない。
@ENG:

@IDX:42794
@OFF:0xad2f
@SPK:
@JPN:　とは言え、真魚も詳しい話は知らないらしい。
@ENG:

@IDX:42795
@OFF:0xad86
@SPK:
@JPN:　……昨日の約束のことも聞きそびれてしまった。
@ENG:

@IDX:42796
@OFF:0xadc2
@SPK:
@JPN:　御堂さんは僕に何を語ろうとしたのだろうか？
@ENG:

@IDX:42797
@OFF:0xae0e
@SPK:
@JPN:　今更だが、やはり気になる……。
@ENG:

@IDX:42798
@OFF:0xae3c
@SPK:
@JPN:　今度会ったら、さり気なく聞いてみようか……。
@ENG:

@IDX:42799
@OFF:0xae78
@SPK:
@JPN:　できる限り大して気にもしてない風を装って……。　
@ENG:

@IDX:42800
@OFF:0xaec6
@SPK:
@JPN:　仰向けに寝転んだまま、窓に視線を向ける。
@ENG:

@IDX:42801
@OFF:0xaefe
@SPK:
@JPN:　窓枠に切り取られた空が視界に広がり、澄み切った　青が心に染み込んでくる。
@ENG:

@IDX:42802
@OFF:0xaf56
@SPK:
@JPN:　昨夜は、何があったのだろう……。
@ENG:

@IDX:42803
@OFF:0xaf86
@SPK:
@JPN:　そんな呟きを最後に目を閉じ、瞼を通して陽の光を　感じながら微睡の淵へと意識を沈めた……。
@ENG:

@IDX:42805
@OFF:0xb104
@SPK:［真魚］
@JPN:　えっ！　だって、まだ９時だよ？　お昼には早すぎるんじゃないかな？
@ENG:

@IDX:42808
@OFF:0xb17c
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあ、それもそうだな……。じゃあ、喫茶室にでも行くか？　あそこのジャンボチョコパフェ、美味しいんだろ？　甘いものは別腹って言うし……。
@ENG:

@IDX:42810
@OFF:0xb2c1
@SPK:［真魚］
@JPN:　あぅ～。それは確かに魅力的な提案なんだけど……それより、二人っきりになれる場所に行かない？　いいでしょ？
@ENG:

@IDX:42813
@OFF:0xb36c
@SPK:[\protag]
@JPN:　二人っきり？　……襲うなよ？
@ENG:

@IDX:42815
@OFF:0xb443
@SPK:［真魚］
@JPN:　は？　なにそれ！　私が男の人を襲うような女に見える！？
@ENG:

@IDX:42818
@OFF:0xb4b1
@SPK:[\protag]
@JPN:　……襲われても、簡単に振りほどけそうだけどな。
@ENG:

@IDX:42820
@OFF:0xb59a
@SPK:［真魚］
@JPN:　む～……襲わないってば！　……もう、何だか本当にむかついてきた……とにかく廊下で待ってるから、早めに出てきてよね！
@ENG:

@IDX:42821
@OFF:0xb65c
@SPK:
@JPN:　面白いほど怒りを露わにしながら、真魚は更衣室を　あとにした。
@ENG:

@IDX:42822
@OFF:0xb6a8
@SPK:
@JPN:　こうして真魚をからかっていると、本当に妹とでも　遊んでいるような気がしてくる。
@ENG:

@IDX:42823
@OFF:0xb706
@SPK:
@JPN:　もっとも、僕には妹などいないが……。
@ENG:

@IDX:42824
@OFF:0xb748
@SPK:
@JPN:　しかし、つき合えとはどういうことだろう？
@ENG:

@IDX:42825
@OFF:0xb780
@SPK:
@JPN:　しかも、二人きりになれる場所で……。
@ENG:

@IDX:42826
@OFF:0xb7b4
@SPK:
@JPN:　昨日は何か悩んでいるようだったし、考えてみると　担当になってから、真魚の態度が少し変だった。
@ENG:

@IDX:42827
@OFF:0xb820
@SPK:
@JPN:　そのことで相談でもあるのだろうか？
@ENG:

@IDX:42828
@OFF:0xb852
@SPK:
@JPN:　それとも……。
@ENG:

@IDX:42829
@OFF:0xb882
@SPK:
@JPN:　とにかく、急いでシャワーを浴びてしまおう。
@ENG:

@IDX:42830
@OFF:0xb8bc
@SPK:
@JPN:　待たせて不機嫌になられても、面倒だから……。
@ENG:

@IDX:42832
@OFF:0xba54
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、早かったね？　ちゃんと身体洗った？
@ENG:

@IDX:42835
@OFF:0xbab4
@SPK:[\protag]
@JPN:　は？　……どうしてそんなことを気にするんだ？
@ENG:

@IDX:42837
@OFF:0xbb25
@SPK:［真魚］
@JPN:　だって、ホルマリンのにおいをさせて、うろつくわけにはいかないじゃん。
@ENG:

@IDX:42840
@OFF:0xbba1
@SPK:[\protag]
@JPN:　あ、そうか……。
@ENG:

@IDX:42842
@OFF:0xbc6c
@SPK:［真魚］
@JPN:　あ～？　なんか、エッチぃ想像したんでしょ？
@ENG:

@IDX:42845
@OFF:0xbcce
@SPK:[\protag]
@JPN:　真魚とか？　……まあ、その、何だ……。
@ENG:

@IDX:42847
@OFF:0xbdaf
@SPK:［真魚］
@JPN:　でも、ゴメンね、今日はちょっとそんな気分じゃないんだ。筆おろしは今度ね。
@ENG:

@IDX:42850
@OFF:0xbe2f
@SPK:[\protag]
@JPN:　筆おろし？
@ENG:

@IDX:42852
@OFF:0xbef4
@SPK:［真魚］
@JPN:　え？　だってきみ童貞でしょ？
@ENG:

@IDX:42855
@OFF:0xbf48
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうて……お前、なんてこと言うんだよ！
@ENG:

@IDX:42857
@OFF:0xc02d
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ！　……ゴメン、傷ついた？　もしかして図星？
@ENG:

@IDX:42860
@OFF:0xc095
@SPK:[\protag]
@JPN:　……い、いや。その、なんて言うか、ビックリした……女の子がそんな、童貞なんて……その……。
@ENG:

@IDX:42862
@OFF:0xc1aa
@SPK:［真魚］
@JPN:　はぁ！？　今時そんなこと言ってんの！？　女の子に幻想持ちすぎなんじゃない？
@ENG:

@IDX:42865
@OFF:0xc22c
@SPK:[\protag]
@JPN:　……も、もういいよ。この話題はヤメにしよう……それより、つき合って欲しいってのは？
@ENG:

@IDX:42867
@OFF:0xc339
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、うん。ちょっと相談があって……詳しい話は、むこうに着いてから。
@ENG:

@IDX:42870
@OFF:0xc3b5
@SPK:[\protag]
@JPN:　……どこに行くんだ？
@ENG:

@IDX:42872
@OFF:0xc484
@SPK:［真魚］
@JPN:　ないしょ！　私と先輩しか知らない、秘密の場所だよ。
@ENG:

@IDX:42875
@OFF:0xc4ee
@SPK:[\protag]
@JPN:　秘密の花園？　……なんか、淫靡な響きが……。
@ENG:

@IDX:42877
@OFF:0xc5d5
@SPK:［真魚］
@JPN:　秘密の花園じゃなくて、秘密の場所だってば！　特別に教えてあげるんだから、つべこべ言わずについて来る！
@ENG:

@IDX:42880
@OFF:0xc671
@SPK:[\protag]
@JPN:　わ、分かったよ……。
@ENG:

@IDX:42883
@OFF:0xc77e
@SPK:[\protag]
@JPN:　なあ、秘密の場所って外なのか？
@ENG:

@IDX:42885
@OFF:0xc84d
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうだよ？　病院内に秘密の場所なんてあるわけないじゃん。
@ENG:

@IDX:42888
@OFF:0xc8bd
@SPK:[\protag]
@JPN:　まあ、そりゃそうか……。敷地の外までは行かないよな？
@ENG:

@IDX:42890
@OFF:0xc936
@SPK:［真魚］
@JPN:　大丈夫だって。あと少しで着くから。
@ENG:

@IDX:42893
@OFF:0xc9a0
@SPK:[\protag]
@JPN:　二人っきりって……こんな朝っぱらからお前何考えてんだ？
@ENG:

@IDX:42895
@OFF:0xca91
@SPK:［真魚］
@JPN:　……きみこそ何考えてんのよ。そんなんじゃないってば。
@ENG:

@IDX:42898
@OFF:0xcafd
@SPK:[\protag]
@JPN:　違うのか？　真魚が二人っきりなんて言うからてっきり……。
@ENG:

@IDX:42900
@OFF:0xcbf0
@SPK:［真魚］
@JPN:　ちょっと！　私のことそんな風に思ってるわけ？　ああ、やだやだ。これだから、ヤリたい盛りの男ってのは……。
@ENG:

@IDX:42903
@OFF:0xcc90
@SPK:[\protag]
@JPN:　ヤリたい盛りって何だよ！？　中学生じゃあるまいし。
@ENG:

@IDX:42905
@OFF:0xcd81
@SPK:［真魚］
@JPN:　あら、違うの？　童貞だったくせに……。
@ENG:

@IDX:42908
@OFF:0xcddf
@SPK:[\protag]
@JPN:　どうて……お前、なんてこと言うんだよ！
@ENG:

@IDX:42910
@OFF:0xcec0
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ！　……ゴメン、傷ついた？
@ENG:

@IDX:42913
@OFF:0xcf16
@SPK:[\protag]
@JPN:　くはぁっ！　……最後の一言が、一番傷ついた……。
@ENG:

@IDX:42915
@OFF:0xd005
@SPK:［真魚］
@JPN:　ご、ゴメンね！？　あの……童貞でも下手じゃなかったよ？　ほんとだよ？
@ENG:

@IDX:42918
@OFF:0xd081
@SPK:[\protag]
@JPN:　だから、童貞童貞って何度も言うな！！　くそ……もういい。この話題はヤメヤメ……それより、つき合って欲しいってのは？
@ENG:

@IDX:42920
@OFF:0xd1ae
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、それ？　ちょっと相談したいことがあって……いいからとっととシャワー浴びちゃってよ。待ってるからさ。
@ENG:

@IDX:42921
@OFF:0xd264
@SPK:
@JPN:　僕を急かすと真魚は更衣室をあとにした。
@ENG:

@IDX:42922
@OFF:0xd29a
@SPK:
@JPN:　しかし、何とも開けっぴろげなヤツだ。
@ENG:

@IDX:42923
@OFF:0xd2ce
@SPK:
@JPN:　真魚は僕よりも年上だが、あんな子供っぽい外見で　『童貞』とか言われるとドキリとしてしまう。
@ENG:

@IDX:42924
@OFF:0xd338
@SPK:
@JPN:　まあ、綺麗なお姉さんにそんなことを言われたら、　もっとショックなんだろうけど……。
@ENG:

@IDX:42925
@OFF:0xd3a8
@SPK:
@JPN:　しかし、相談とは一体何だろう？
@ENG:

@IDX:42926
@OFF:0xd3d6
@SPK:
@JPN:　しかも、二人きりになれる場所で……。
@ENG:

@IDX:42927
@OFF:0xd40a
@SPK:
@JPN:　昨日は何か悩んでいるようだったし、考えてみると　担当になってから、真魚の態度が少し変だった。
@ENG:

@IDX:42928
@OFF:0xd476
@SPK:
@JPN:　そのことと関係があるのだろうか？
@ENG:

@IDX:42929
@OFF:0xd4a6
@SPK:
@JPN:　それとも相談というのは口実で……。
@ENG:

@IDX:42930
@OFF:0xd4ea
@SPK:
@JPN:　とにかく、急いでシャワーを浴びてしまおう。
@ENG:

@IDX:42931
@OFF:0xd524
@SPK:
@JPN:　待たせて不機嫌になられても、面倒だから……。
@ENG:

@IDX:42933
@OFF:0xd6ba
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、早かったね？　ちゃんと身体洗った？
@ENG:

@IDX:42936
@OFF:0xd71a
@SPK:[\protag]
@JPN:　それなりには……まだ臭うか？
@ENG:

@IDX:42938
@OFF:0xd77b
@SPK:［真魚］
@JPN:　クンクン……大丈夫だいじょうぶ。じゃ行こっか。
@ENG:

@IDX:42941
@OFF:0xd7e1
@SPK:[\protag]
@JPN:　……どこに行くんだ？
@ENG:

@IDX:42943
@OFF:0xd8b0
@SPK:［真魚］
@JPN:　ないしょ！　いいから黙ってついて来る！
@ENG:

@IDX:42946
@OFF:0xd9cf
@SPK:[\protag]
@JPN:　なあ、勤務中に病院から出かけちゃまずいんじゃないのか？
@ENG:

@IDX:42948
@OFF:0xdab6
@SPK:［真魚］
@JPN:　ん？　大丈夫。病院の敷地から出るわけじゃないんだから。
@ENG:

@IDX:42951
@OFF:0xdb24
@SPK:[\protag]
@JPN:　敷地の中で二人っきりになれる場所なんてあったか？
@ENG:

@IDX:42953
@OFF:0xdb99
@SPK:［真魚］
@JPN:　いいからいいから。あと少しで着くってば。
@ENG:

@IDX:42956
@OFF:0xdc0f
@SPK:[\protag]
@JPN:　……って、そっちは雑木林……。
@ENG:

@IDX:42958
@OFF:0xdc72
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうだよ？　だって、雑木林の中だもん。
@ENG:

@IDX:42961
@OFF:0xdcd0
@SPK:[\protag]
@JPN:　……ひょっとして、雑木林の中にある広場のことか？
@ENG:

@IDX:42963
@OFF:0xddbf
@SPK:［真魚］
@JPN:　知ってんの！？
@ENG:

@IDX:42966
@OFF:0xde05
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ……一度、御堂さんに連れてってもらった。
@ENG:

@IDX:42968
@OFF:0xdeec
@SPK:［真魚］
@JPN:　先輩が？　へぇ、意外だなぁ……きみを連れてあんなトコに行くなんて……。
@ENG:

@IDX:42971
@OFF:0xdf6a
@SPK:[\protag]
@JPN:　この前、熱中症になりかかって、それで……。
@ENG:

@IDX:42973
@OFF:0xe04f
@SPK:［真魚］
@JPN:　ふぅん……まあいいか。知ってるなら話は早いし……とにかくついて来て。
@ENG:

@IDX:42976
@OFF:0xe0cb
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ……。
@ENG:

@IDX:42979
@OFF:0xe12b
@SPK:[\protag]
@JPN:　……って、そっちは雑木林……。
@ENG:

@IDX:42981
@OFF:0xe18e
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうだよ？　だって、雑木林の中だもん。
@ENG:

@IDX:42984
@OFF:0xe1ec
@SPK:[\protag]
@JPN:　……もしかして、雑木林の中のあの広場か？
@ENG:

@IDX:42986
@OFF:0xe259
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうだよ、人目につきたくない時はもってこいでしょ？
@ENG:

@IDX:42989
@OFF:0xe2c3
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ……まあ、そうかもな。
@ENG:

@IDX:42991
@OFF:0xe398
@SPK:［真魚］
@JPN:　さ、あんまりウロウロしてると目立つし、さっさと行こ。
@ENG:

@IDX:42994
@OFF:0xe404
@SPK:[\protag]
@JPN:　なんだかんだ言って結局エッチするのか。真魚も好きだよな。
@ENG:

@IDX:42996
@OFF:0xe4f7
@SPK:［真魚］
@JPN:　エッチじゃないって言ってるでしょ！
@ENG:

@IDX:42999
@OFF:0xe551
@SPK:[\protag]
@JPN:　はいはい。分かった分かった……。
@ENG:

@IDX:43001
@OFF:0xe5b6
@SPK:［真魚］
@JPN:　なんかムカツク。
@ENG:

@IDX:43003
@OFF:0xe740
@SPK:［真魚］
@JPN:　さてと、ここなら他の人に聞かれる心配もないし……。
@ENG:

@IDX:43006
@OFF:0xe7aa
@SPK:[\protag]
@JPN:　聞かれちゃまずいような話なのか？
@ENG:

@IDX:43008
@OFF:0xe80f
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん、まあね……。
@ENG:

@IDX:43011
@OFF:0xe859
@SPK:[\protag]
@JPN:　……重い話か？
@ENG:

@IDX:43013
@OFF:0xe8ac
@SPK:［真魚］
@JPN:　う～ん……ちょっと重いかな。
@ENG:

@IDX:43016
@OFF:0xe900
@SPK:[\protag]
@JPN:　……僕じゃなくちゃ相談できないのか？
@ENG:

@IDX:43018
@OFF:0xe969
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。きみ以外の人に話しても無駄だよ。
@ENG:

@IDX:43021
@OFF:0xe9c7
@SPK:[\protag]
@JPN:　……そうか……話してみな。
@ENG:

@IDX:43023
@OFF:0xeaa0
@SPK:［真魚］
@JPN:　あのね……副院長先生に言われたんだけど……。
@ENG:

@IDX:43026
@OFF:0xeb04
@SPK:[\protag]
@JPN:　副院長に？　なんて言われたんだ？
@ENG:

@IDX:43028
@OFF:0xeb69
@SPK:［真魚］
@JPN:　その……きみの監視をしろって……内緒で……。
@ENG:

@IDX:43031
@OFF:0xebcd
@SPK:[\protag]
@JPN:　監視？
@ENG:

@IDX:43033
@OFF:0xec18
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。きみが仕事前になんて言ったかとか、仕事のあとどんな様子だったかとか……。
@ENG:

@IDX:43035
@OFF:0xecab
@SPK:［真魚］
@JPN:　それにさ、普段の会話ではどんなことをしゃべってるのかも、逐一報告しろってさ。変だよね、こんなの。
@ENG:

@IDX:43038
@OFF:0xed43
@SPK:[\protag]
@JPN:　普段の会話もか？　ああ、それで昨日は……。
@ENG:

@IDX:43040
@OFF:0xedb2
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん……なんか報告のためにきみと話してるみたいで、なんかイヤだなって思っちゃって……。
@ENG:

@IDX:43043
@OFF:0xee40
@SPK:[\protag]
@JPN:　……気を遣わせちゃったみたいだな。
@ENG:

@IDX:43045
@OFF:0xef1d
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん、気にしなくてもいいよ。私がイヤだっただけだから。
@ENG:

@IDX:43048
@OFF:0xef8d
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、そんなことまで報告しろなんておかしいよな……理由は聞かされてないのか？
@ENG:

@IDX:43050
@OFF:0xf098
@SPK:［真魚］
@JPN:　ううん。一応聞かされたけど……。
@ENG:

@IDX:43053
@OFF:0xf0f0
@SPK:[\protag]
@JPN:　どんな理由なんだ？
@ENG:

@IDX:43055
@OFF:0xf147
@SPK:［真魚］
@JPN:　きみが先輩と組んで良くないコトしようとしてるからって……病院を裏切ろうとしてるからって……。
@ENG:

@IDX:43058
@OFF:0xf1db
@SPK:[\protag]
@JPN:　病院を裏切るって……一体何のことだ？
@ENG:

@IDX:43060
@OFF:0xf244
@SPK:［真魚］
@JPN:　私もよく分かんないよ……。この話を聞いた時、副院長先生、なんか不機嫌そうで……詳しく教えてもらえるような雰囲気じゃなかったんだもん……。
@ENG:

@IDX:43063
@OFF:0xf304
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうか……で、真魚はそれを信じてるのか？
@ENG:

@IDX:43065
@OFF:0xf3eb
@SPK:［真魚］
@JPN:　信じてないよ！　だから、きみに話してるんじゃん……きみと先輩がそんなことするなんて……。
@ENG:

@IDX:43067
@OFF:0xf4fe
@SPK:［真魚］
@JPN:　そんなことしないよね？　私、信じていいんだよね？
@ENG:

@IDX:43070
@OFF:0xf566
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ。そんなこと、考えたこともない。信じてくれ。
@ENG:

@IDX:43072
@OFF:0xf655
@SPK:［真魚］
@JPN:　……そうだよね。きみはともかく、先輩がそんなことするはずないよね？
@ENG:

@IDX:43075
@OFF:0xf6cf
@SPK:[\protag]
@JPN:　おいおい、酷いな……僕のことも信じてくれよ。
@ENG:

@IDX:43077
@OFF:0xf7b6
@SPK:［真魚］
@JPN:　へへへ……まっ、信じてあげましょう。
@ENG:

@IDX:43078
@OFF:0xf872
@SPK:
@JPN:でもそれだと、副院長先生がウソをついたことになっちゃうのかぁ……。
@ENG:

@IDX:43081
@OFF:0xf8ea
@SPK:[\protag]
@JPN:　……勘違いじゃないのか？
@ENG:

@IDX:43083
@OFF:0xf9c1
@SPK:［真魚］
@JPN:　そうなのかなぁ……？　自信たっぷりって言うかなんて言うか……絶対に二人が裏切るって決めつけてたみたいだけど……。
@ENG:

@IDX:43086
@OFF:0xfa69
@SPK:[\protag]
@JPN:　う～ん。まあ、副院長には、僕から質問しておくよ。どういうことなんですかってな。
@ENG:

@IDX:43088
@OFF:0xfb72
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、それはやめて。副院長先生からは、きみと先輩には内緒でって言われてるから……。
@ENG:

@IDX:43091
@OFF:0xfbfc
@SPK:[\protag]
@JPN:　え？　それなのに、教えてくれたのか？
@ENG:

@IDX:43093
@OFF:0xfcdb
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん。でも大丈夫だよ。きみさえ内緒にしといてくれれば。
@ENG:

@IDX:43096
@OFF:0xfd49
@SPK:[\protag]
@JPN:　そう……だな。分かったよ。内緒にしておけばいいんだな？
@ENG:

@IDX:43098
@OFF:0xfdc4
@SPK:［真魚］
@JPN:　うん、お願い……
@ENG:

@IDX:43099
@OFF:0xfe82
@SPK:
@JPN:やだ！　婦長さんからの呼び出しだ！
@ENG:

@IDX:43102
@OFF:0xfeda
@SPK:[\protag]
@JPN:　仕事中だったのか。急いだ方がいいんじゃないか？
@ENG:

@IDX:43104
@OFF:0xffc3
@SPK:［真魚］
@JPN:　へへへ……そうだね。じゃあ、またね！
@ENG:

@IDX:43107
@OFF:0x1001f
@SPK:[\protag]
@JPN:　ああ。じゃあ、またあとでな。
@ENG:

@IDX:43108
@OFF:0x1008b
@SPK:
@JPN:　慌ただしい奴……。
@ENG:

@IDX:43109
@OFF:0x100ad
@SPK:
@JPN:　真魚は身を翻し、疾風の如く走り去った。
@ENG:

@IDX:43110
@OFF:0x100e3
@SPK:
@JPN:　余程慌てているのか、それほど長くないスカートが　捲れ上がり、時折パンツが見えている。
@ENG:

@IDX:43111
@OFF:0x1015d
@SPK:
@JPN:　僕も、そろそろ部屋に帰ろうか？
@ENG:

@IDX:43112
@OFF:0x1018b
@SPK:
@JPN:　今日は夜にも仕事があるから、休まなければ身体が　もたない。
@ENG:

@IDX:43113
@OFF:0x101d5
@SPK:
@JPN:　昨夜は遅くまで起きていたから、少しは眠った方が　いいだろう……。
@ENG:

@IDX:43114
@OFF:0x102ec
@SPK:
@JPN:　途中で食堂に寄り、早めの昼食を摂ってから部屋に　戻ってきた。
@ENG:

@IDX:43115
@OFF:0x10338
@SPK:
@JPN:　特別することもなくぼんやりと窓の外を眺めながら　ひたすら眠くなるのを待つ。
@ENG:

@IDX:43116
@OFF:0x103ad
@SPK:
@JPN:　真魚の話が気になって、どうにも眠れない。
@ENG:

@IDX:43117
@OFF:0x103e5
@SPK:
@JPN:　僕が病院を裏切る？　そんなバカな……。
@ENG:

@IDX:43118
@OFF:0x1041b
@SPK:
@JPN:　そんなことをしても僕にメリットはないし、勘違い　されることだってしていないはずだ。
@ENG:

@IDX:43119
@OFF:0x1047d
@SPK:
@JPN:　なのになぜ監視などと……。
@ENG:

@IDX:43120
@OFF:0x104c5
@SPK:
@JPN:　真魚の話が気になって、どうにも眠れない。
@ENG:

@IDX:43121
@OFF:0x104fd
@SPK:
@JPN:　裏切り……か。
@ENG:

@IDX:43122
@OFF:0x1051b
@SPK:
@JPN:　心当たりになりそうなことは、一つしかない。
@ENG:

@IDX:43123
@OFF:0x10555
@SPK:
@JPN:　御堂さんから聞くはずだった話……その内容如何に　よっては、そう取られても不思議ではない。
@ENG:

@IDX:43124
@OFF:0x105bd
@SPK:
@JPN:　もちろん、ただの副院長の思い込みだということも　充分あり得るが……。
@ENG:

@IDX:43125
@OFF:0x1061f
@SPK:
@JPN:　仰向けに寝転んだまま、窓に視線を向ける。
@ENG:

@IDX:43126
@OFF:0x10657
@SPK:
@JPN:　窓枠に切り取られた空が視界に広がり、澄み切った　青が心に染み込んでくる。
@ENG:

@IDX:43127
@OFF:0x106af
@SPK:
@JPN:　副院長は、何を考えているのだろう……。
@ENG:

@IDX:43128
@OFF:0x106e5
@SPK:
@JPN:　そんな呟きを最後に目を閉じ、瞼を通して陽の光を　感じながら微睡の淵へと意識を沈めた……。
@ENG:

@IDX:43130
@OFF:0x107fb
@SPK:［女の声］
@JPN:　随分楽しそうね？　二人揃って、どこへ行くのかしら？
@ENG:

@IDX:43132
@OFF:0x109a6
@SPK:［真魚］
@JPN:　あっ、副院長先生……！
@ENG:

@IDX:43134
@OFF:0x10b33
@SPK:［千草］
@JPN:　佐伯さん、こんな場所で何をしているの？　今は勤務時間のはずだと思うけど……違うかしら？
@ENG:

@IDX:43136
@OFF:0x10d00
@SPK:［真魚］
@JPN:　あの……そ、それは……。
@ENG:

@IDX:43139
@OFF:0x10d50
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕が、無理を言ってついて来てもらったんです……仕事が夜もあると言われて気が滅入っていたものですから……。
@ENG:

@IDX:43141
@OFF:0x10dfd
@SPK:［千草］
@JPN:　ふぅん……気晴らしに、話し相手になってもらおうと？
@ENG:

@IDX:43144
@OFF:0x10e67
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうなんです。真魚が仕事中なのは知っていたんですが、僕がどうしてもって頼んで……そうだよな？
@ENG:

@IDX:43146
@OFF:0x10f08
@SPK:［千草］
@JPN:　……どうなの、佐伯さん。
@ENG:

@IDX:43148
@OFF:0x10f65
@SPK:［真魚］
@JPN:　そ、それは……その通り……です。
@ENG:

@IDX:43150
@OFF:0x110fc
@SPK:［千草］
@JPN:　そう……じゃあ、しょうがないわね。佐伯さんは仕事中だから私がつき合ってあげるわ。
@ENG:

@IDX:43153
@OFF:0x11184
@SPK:[\protag]
@JPN:　……副院長が？
@ENG:

@IDX:43155
@OFF:0x111d7
@SPK:［千草］
@JPN:　そうよ。昨夜のことで話もあるし……佐伯さん、もう行ってもいいわよ。
@ENG:

@IDX:43157
@OFF:0x1125e
@SPK:［真魚］
@JPN:　で、でも……。
@ENG:

@IDX:43159
@OFF:0x113e3
@SPK:［千草］
@JPN:　……聞こえなかったの？　仕事に戻りなさい。
@ENG:

@IDX:43161
@OFF:0x11452
@SPK:［真魚］
@JPN:　は、はい！　失礼します……。
@ENG:

@IDX:43163
@OFF:0x11649
@SPK:［千草］
@JPN:　さてと、これで二人きりね……。
@ENG:

@IDX:43166
@OFF:0x1169f
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:43168
@OFF:0x11764
@SPK:［千草］
@JPN:　どうしたの？　怖い顔して……もしかして、昨夜のことで何か誤解してるんじゃないかしら？
@ENG:

@IDX:43171
@OFF:0x117f0
@SPK:[\protag]
@JPN:　誤解？　昨夜の状況から、何をどう誤解しろって言うんです？あんなの、一目瞭然じゃないですか？
@ENG:

@IDX:43173
@OFF:0x1188f
@SPK:［千草］
@JPN:　だから、それが誤解だって言ってるのよ。
@ENG:

@IDX:43176
@OFF:0x118ed
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも……。
@ENG:

@IDX:43178
@OFF:0x119b2
@SPK:［千草］
@JPN:　そのことについて、じっくり話し合いたいの。だから、私の部屋に来てくれない？　ね？
@ENG:

@IDX:43181
@OFF:0x11a3a
@SPK:[\protag]
@JPN:　副院長の部屋ですか？
@ENG:

@IDX:43183
@OFF:0x11a93
@SPK:［千草］
@JPN:　ええ。何であんなことをしたのか、理由も含めて……みんな教えてあげるわ。
@ENG:

@IDX:43186
@OFF:0x11b11
@SPK:[\protag]
@JPN:　……分かりました。
@ENG:

@IDX:43187
@OFF:0x11b57
@SPK:
@JPN:　誤解……だと？
@ENG:

@IDX:43188
@OFF:0x11b75
@SPK:
@JPN:　彼女が昨夜御堂さんにしたことは誤解も何もなく、　明らかな事実だ。
@ENG:

@IDX:43189
@OFF:0x11bc5
@SPK:
@JPN:　それを、今更弁解など……。
@ENG:

@IDX:43190
@OFF:0x11bff
@SPK:
@JPN:　だが、確かに理由は聞いてみたい。
@ENG:

@IDX:43191
@OFF:0x11c2f
@SPK:
@JPN:　御堂さんが話してくれないのだから、当事者である　副院長から聞くのが一番手っ取り早い。
@ENG:

@IDX:43192
@OFF:0x11c93
@SPK:
@JPN:　真偽は、聞いてから判断すればいいことだ……。
@ENG:

@IDX:43194
@OFF:0x11e27
@SPK:［千草］
@JPN:　さあ、座ってちょうだい。
@ENG:

@IDX:43197
@OFF:0x11e77
@SPK:[\protag]
@JPN:　いえ、結構です……それよりも、昨夜のこと……アレのどこが誤解なのか、早く教えてくれませんか？
@ENG:

@IDX:43199
@OFF:0x11f18
@SPK:［千草］
@JPN:　あら？　座らないの？　できれば落ち着いて話がしたかったんだけど。
@ENG:

@IDX:43202
@OFF:0x11f90
@SPK:[\protag]
@JPN:　……教えてくれないんですか？
@ENG:

@IDX:43204
@OFF:0x11ff1
@SPK:［千草］
@JPN:　もう、せっかちね……まあ、いいわ。説明してあげる。
@ENG:

@IDX:43206
@OFF:0x12068
@SPK:［千草］
@JPN:　彼女、あなたを追い出そうとしていたのよ。
@ENG:

@IDX:43209
@OFF:0x120c8
@SPK:[\protag]
@JPN:　は？　……僕を追い出す？
@ENG:

@IDX:43211
@OFF:0x12125
@SPK:［千草］
@JPN:　そうよ。
@ENG:

@IDX:43214
@OFF:0x12165
@SPK:[\protag]
@JPN:　それはなにかの冗談ですか？
@ENG:

@IDX:43216
@OFF:0x1223a
@SPK:［千草］
@JPN:　冗談？　どうしてそう思うの？
@ENG:

@IDX:43219
@OFF:0x1228e
@SPK:[\protag]
@JPN:　そんな話、信じられるわけないじゃないですか。それに、一介の看護婦に過ぎない彼女が、どうやって僕を追い出すって言うんですか？
@ENG:

@IDX:43221
@OFF:0x123c7
@SPK:［千草］
@JPN:　あら？　そんなことも分からないの？
@ENG:

@IDX:43224
@OFF:0x12421
@SPK:[\protag]
@JPN:　どういう意味ですか？
@ENG:

@IDX:43226
@OFF:0x124f0
@SPK:［千草］
@JPN:　フフフ、あなたを追い出すことなんて、患者さんでもできるわよ。
@ENG:

@IDX:43229
@OFF:0x12564
@SPK:[\protag]
@JPN:　だから、どうやって追い出すって言うんです？
@ENG:

@IDX:43231
@OFF:0x12649
@SPK:［千草］
@JPN:　簡単よ。あなたのことを理事に告げ口すればいいの。
@ENG:

@IDX:43234
@OFF:0x126b1
@SPK:[\protag]
@JPN:　理事に？　どうしてそれで僕を追い出せるんですか？
@ENG:

@IDX:43236
@OFF:0x127a0
@SPK:［千草］
@JPN:　あら、あなた忘れちゃったの？　自分が今の仕事に移った理由……。
@ENG:

@IDX:43239
@OFF:0x12816
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも副院長はバレても大丈夫だからって……。
@ENG:

@IDX:43241
@OFF:0x128ff
@SPK:［千草］
@JPN:　状況は刻一刻と変わるものよ。確かに私はあの時そう言ったかもしれない。でも、今もそうかと聞かれたら、答えはＮＯだわ。
@ENG:

@IDX:43244
@OFF:0x129a9
@SPK:[\protag]
@JPN:　ど、どうしてですか？
@ENG:

@IDX:43246
@OFF:0x12a02
@SPK:［千草］
@JPN:　あなた、北先生に目をつけられてるわ。
@ENG:

@IDX:43249
@OFF:0x12a5e
@SPK:[\protag]
@JPN:　北……先生？
@ENG:

@IDX:43251
@OFF:0x12aaf
@SPK:［千草］
@JPN:　そう。理事の娘婿の北先生よ。医者としては二流でも、理事会への影響力は大きいわ。あなた、彼に何をしたの？
@ENG:

@IDX:43254
@OFF:0x12b4d
@SPK:[\protag]
@JPN:　そ、そんな……僕は何も……。だいたい、どうして御堂さんが僕を追い出そうとするんですか。理由がないでしょう？
@ENG:

@IDX:43256
@OFF:0x12c76
@SPK:［千草］
@JPN:　理由？　あなたは私の口利きで働いている……それが理由よ。
@ENG:

@IDX:43259
@OFF:0x12ce6
@SPK:[\protag]
@JPN:　ど、どうして副院長の口利きで働いてることが、僕を追い出す理由になるんですか？
@ENG:

@IDX:43261
@OFF:0x12d77
@SPK:［千草］
@JPN:　彼女が本当に追い出したいのが、私だからよ。
@ENG:

@IDX:43264
@OFF:0x12dd9
@SPK:[\protag]
@JPN:　どういう……意味ですか？
@ENG:

@IDX:43266
@OFF:0x12eb0
@SPK:［千草］
@JPN:　あなたのことを告発して、私が職権を濫用してることの証拠にする……つまりあなたはついでに追い出されるってわけ。
@ENG:

@IDX:43269
@OFF:0x12f54
@SPK:[\protag]
@JPN:　僕はついで……。
@ENG:

@IDX:43271
@OFF:0x1301f
@SPK:［千草］
@JPN:　私はいいわ。肩書きには興味ないし、しばらくは食べていけるだけの貯蓄はしてあるし……。
@ENG:

@IDX:43273
@OFF:0x130b8
@SPK:［千草］
@JPN:　私、止めたのよ。関係ないあなたを利用するなってね……でも彼女は聞いてくれなかった。だから……。
@ENG:

@IDX:43276
@OFF:0x1314e
@SPK:[\protag]
@JPN:　それで、あんなことを？
@ENG:

@IDX:43278
@OFF:0x131a9
@SPK:［千草］
@JPN:　ええ。やり過ぎだとは思ったけど、彼女があまりに強情だったから……。
@ENG:

@IDX:43280
@OFF:0x132a6
@SPK:［千草］
@JPN:　……これで、分かってもらえたかしら？　私と彼女……どちらがあなたの味方なのか。
@ENG:

@IDX:43281
@OFF:0x13331
@SPK:
@JPN:　……どういうことだ？
@ENG:

@IDX:43282
@OFF:0x13355
@SPK:
@JPN:　昨夜のことは、御堂さんが僕に『何か』を話そうと　したからじゃなかったのか？
@ENG:

@IDX:43283
@OFF:0x133af
@SPK:
@JPN:　一昨日の夜、全てを話すと言った御堂さんの目……　あの目に嘘はなかったと思いたい。
@ENG:

@IDX:43284
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@SPK:
@JPN:　でも、副院長の話を信じるとすれば……御堂さんは　僕に、何を話そうとしたんだ？
@ENG:

@IDX:43285
@OFF:0x13489
@SPK:
@JPN:　……分からない。
@ENG:

@IDX:43286
@OFF:0x134a9
@SPK:
@JPN:　最近、御堂さんは普通に笑顔を見せてくれるように　なってきた。
@ENG:

@IDX:43287
@OFF:0x134f5
@SPK:
@JPN:　利用しようとしている相手に、そんなことができる　ものだろうか？
@ENG:

@IDX:43288
@OFF:0x13543
@SPK:
@JPN:　あの笑顔は、本物だと思いたい……。
@ENG:

@IDX:43289
@OFF:0x13589
@SPK:
@JPN:……覚えておきます
@ENG:

@IDX:43290
@OFF:0x135a2
@SPK:
@JPN:それにしてもやり過ぎだろう
@ENG:

@IDX:43293
@OFF:0x1361f
@SPK:[\protag]
@JPN:　……一応、覚えておきます。
@ENG:

@IDX:43295
@OFF:0x1367e
@SPK:［千草］
@JPN:　まあ、それでもいいわ。無理に信じろって言う気もないから。
@ENG:

@IDX:43298
@OFF:0x136ee
@SPK:[\protag]
@JPN:　一つ聞いてもいいですか？
@ENG:

@IDX:43300
@OFF:0x1374b
@SPK:［千草］
@JPN:　いいわよ。何かしら？
@ENG:

@IDX:43303
@OFF:0x13797
@SPK:[\protag]
@JPN:　御堂さんはどうして副院長を追い出そうとしてるんですか？　何か心当たりでも？
@ENG:

@IDX:43305
@OFF:0x1389c
@SPK:［千草］
@JPN:　ないわ。だから余計に困ってるのよ。
@ENG:

@IDX:43308
@OFF:0x138f6
@SPK:[\protag]
@JPN:　でも、理由もなく追い出そうとするはずなんてありません。
@ENG:

@IDX:43310
@OFF:0x13971
@SPK:［千草］
@JPN:　私もそう思うわ。でも、最近あの子おかしいのよ……。あなたの担当を辞めた時もそう。突然辞めるって言い出して、理由も話してくれなかったし……。
@ENG:

@IDX:43313
@OFF:0x13a33
@SPK:[\protag]
@JPN:　…………。
@ENG:

@IDX:43315
@OFF:0x13a82
@SPK:［千草］
@JPN:　ねえ、あなた何か知らないかしら？　あの子がどうしてこんなことをするのか……。
@ENG:

@IDX:43318
@OFF:0x13b06
@SPK:[\protag]
@JPN:　さあ？　僕よりも副院長のほうがつき合いは長いんですから、副院長に分からないことは僕にも分かりませんよ。
@ENG:

@IDX:43320
@OFF:0x13c2b
@SPK:［千草］
@JPN:　それもそうね……どうしちゃったのかしら、あの子。
@ENG:

@IDX:43323
@OFF:0x13c93
@SPK:[\protag]
@JPN:　それにしても、昨夜のはやり過ぎです……あれを見て説得してるなんて誰も思いませんよ。
@ENG:

@IDX:43325
@OFF:0x13da0
@SPK:［千草］
@JPN:　そうね……分かってはいたんだけど頭に血が上っちゃって……あなたが止めてくれて、助かったわ。
@ENG:

@IDX:43328
@OFF:0x13e32
@SPK:[\protag]
@JPN:　助かったじゃありませんよ。僕が止めなかったらどうなっていたか、想像するだけで吐き気がします。
@ENG:

@IDX:43330
@OFF:0x13ed3
@SPK:［千草］
@JPN:　ごめんなさい。これからは気をつけるわ。
@ENG:

@IDX:43333
@OFF:0x13f31
@SPK:[\protag]
@JPN:　……それじゃあ、僕はこれで帰りますから。
@ENG:

@IDX:43335
@OFF:0x14014
@SPK:［千草］
@JPN:　あら、行っちゃうの？　もう少しゆっくりしていけばいいのに……。
@ENG:

@IDX:43338
@OFF:0x1408a
@SPK:[\protag]
@JPN:　夜も仕事があるんです。だから、部屋で休みます。
@ENG:

@IDX:43340
@OFF:0x14173
@SPK:［千草］
@JPN:　……そう。それじゃあ、仕方ないわね……ゆっくりとお休みなさい。
@ENG:

@IDX:43343
@OFF:0x141e9
@SPK:[\protag]
@JPN:　では、失礼します。
@ENG:

@IDX:43344
@OFF:0x142d6
@SPK:
@JPN:　やったことの是非は別として、副院長の話には一応　の筋が通っている。
@ENG:

@IDX:43345
@OFF:0x14328
@SPK:
@JPN:　だが、片方の言い分だけを聞いて答えを出すには、　あまりに事が重大すぎる。
@ENG:

@IDX:43346
@OFF:0x14380
@SPK:
@JPN:　御堂さんが、どんな真実を語るのか……。
@ENG:

@IDX:43347
@OFF:0x143b6
@SPK:
@JPN:　反論するのか、認めるのか……。
@ENG:

@IDX:43348
@OFF:0x143e4
@SPK:
@JPN:　答えを出すのは、それからでも遅くはないはずだ。　
@ENG:

@IDX:43349
@OFF:0x1443d
@SPK:
@JPN:　もう一つ気になったことがある。
@ENG:

@IDX:43350
@OFF:0x1446b
@SPK:
@JPN:　僕はてっきり副院長が御堂さんを担当から降ろした　のだと思っていた。
@ENG:

@IDX:43351
@OFF:0x144bd
@SPK:
@JPN:　だが、今日の副院長の口振りからは、そんな気配は　微塵も感じられなかった。
@ENG:

@IDX:43352
@OFF:0x14515
@SPK:
@JPN:　御堂さんは担当を辞めさせられたのではなく、自分　から辞めたのだろうか？
@ENG:

@IDX:43353
@OFF:0x1457b
@SPK:
@JPN:　彼女に会ったら有無を言わさず聞き出そう。
@ENG:

@IDX:43354
@OFF:0x145b3
@SPK:
@JPN:　副院長が何と言ったかを知れば、断ったりはしない　だろう。
@ENG:

@IDX:43355
@OFF:0x145fb
@SPK:
@JPN:　それでも断る時は……。
@ENG:

@IDX:43356
@OFF:0x146e8
@SPK:
@JPN:　途中で食堂に寄り、早めの昼食を摂ってから部屋に　戻ってきた。
@ENG:

@IDX:43357
@OFF:0x14734
@SPK:
@JPN:　……残念なことに、あれから真魚にも御堂さんにも　会えなかった。
@ENG:

@IDX:43358
@OFF:0x14790
@SPK:
@JPN:　真魚は何を相談しようとしたのか……。
@ENG:

@IDX:43359
@OFF:0x147c4
@SPK:
@JPN:　御堂さんはなぜあんな目に遭ったのか……。
@ENG:

@IDX:43360
@OFF:0x147fc
@SPK:
@JPN:　真魚とはまた今夜も会うから、別に今会えなくとも　構わない。
@ENG:

@IDX:43361
@OFF:0x14846
@SPK:
@JPN:　だが御堂さんとは、偶然に期待する以外に話を聞く　機会がない。
@ENG:

@IDX:43362
@OFF:0x148a4
@SPK:
@JPN:　その偶然も、この部屋にいる限り期待できない。
@ENG:

@IDX:43363
@OFF:0x148e0
@SPK:
@JPN:　いざとなれば、こちらからナースステーションまで　出向くしかないか……。
@ENG:

@IDX:43366
@OFF:0x1497f
@SPK:[\protag]
@JPN:　昨夜のアレを見て、今の言葉を信じろと？
@ENG:

@IDX:43368
@OFF:0x149ea
@SPK:［千草］
@JPN:　……信じられない？
@ENG:

@IDX:43371
@OFF:0x14a34
@SPK:[\protag]
@JPN:　当たり前です！　いくら何でもやり過ぎですよ！
@ENG:

@IDX:43373
@OFF:0x14b1b
@SPK:［千草］
@JPN:　本当にそう思うの？　追い出されても構わないってこと？
@ENG:

@IDX:43376
@OFF:0x14b87
@SPK:[\protag]
@JPN:　そうは言ってませんよ……ただ、やり過ぎだって言ってるんです。いくら強情だからってあれは……。
@ENG:

@IDX:43378
@OFF:0x14ca2
@SPK:［千草］
@JPN:　だけど、あの時は……私だけならまだしも、あなたを巻き込むなんて許せなかったの……。
@ENG:

@IDX:43381
@OFF:0x14d2c
@SPK:[\protag]
@JPN:　……副、院長……。
@ENG:

@IDX:43383
@OFF:0x14df9
@SPK:［千草］
@JPN:　分かってくれとは言わないわ。昨夜のはどう見たって私が悪いもの。でも、あなたも御堂さんには気をつけて欲しいの……。
@ENG:

@IDX:43384
@OFF:0x14e9d
@SPK:
@JPN:　……分からなくなってきた。
@ENG:

@IDX:43385
@OFF:0x14ec7
@SPK:
@JPN:　今までは、副院長が加害者で御堂さんが被害者だと　思っていた。
@ENG:

@IDX:43386
@OFF:0x14f13
@SPK:
@JPN:　だが、今の話で分からなくなってしまった。
@ENG:

@IDX:43387
@OFF:0x14f4b
@SPK:
@JPN:　本当に御堂さんは僕を追い出そうとしているのか？　
@ENG:

@IDX:43389
@OFF:0x15048
@SPK:［千草］
@JPN:　大丈夫？　顔色が悪いわよ？
@ENG:

@IDX:43392
@OFF:0x1509a
@SPK:[\protag]
@JPN:　へ、平気です……じゃあ僕、夜も仕事があるので……。
@ENG:

@IDX:43394
@OFF:0x15111
@SPK:［千草］
@JPN:　帰るの？　もう少し休んでいった方が……。
@ENG:

@IDX:43397
@OFF:0x15171
@SPK:[\protag]
@JPN:　いえ、どうせすぐ近くですから……では、失礼します。
@ENG:

@IDX:43398
@OFF:0x152a6
@SPK:
@JPN:　どちらが正しいのだろう？
@ENG:

@IDX:43399
@OFF:0x152ce
@SPK:
@JPN:　御堂さんは僕を追い出そうとしているのか？
@ENG:

@IDX:43400
@OFF:0x15306
@SPK:
@JPN:　昨夜のことは、何がきっかけで起こったのか……。　
@ENG:

@IDX:43401
@OFF:0x1535f
@SPK:
@JPN:　副院長の話が事実かどうかは別にして、御堂さんが　副院長に疎んじられているのは確かなようだ。
@ENG:

@IDX:43402
@OFF:0x153c9
@SPK:
@JPN:　断定はできないが、御堂さんが担当から外れたのも　副院長の指示によるものだろう。
@ENG:

@IDX:43403
@OFF:0x15427
@SPK:
@JPN:　何にせよ、一度、御堂さんに詳しく事情を聞く必要　がありそうだ。
@ENG:

@IDX:43404
@OFF:0x15485
@SPK:
@JPN:　残念ながら、帰りに御堂さんとは会えなかった。
@ENG:

@IDX:43405
@OFF:0x154c1
@SPK:
@JPN:　真魚はともかく、彼女とは余程の偶然でもない限り　会うことはできない。
@ENG:

@IDX:43406
@OFF:0x15515
@SPK:
@JPN:　いざとなれば、こちらからナースステーションまで　出向くしかないか……。
@ENG:

@IDX:43407
@OFF:0x15583
@SPK:
@JPN:　仰向けに寝転んだまま、窓に視線を向ける。
@ENG:

@IDX:43408
@OFF:0x155bb
@SPK:
@JPN:　窓枠に切り取られた空が視界に広がり、澄み切った　青が心に染み込んでくる。
@ENG:

@IDX:43409
@OFF:0x15613
@SPK:
@JPN:　御堂さんは、どんな真実を語るのだろう……。
@ENG:

@IDX:43410
@OFF:0x1564d
@SPK:
@JPN:　そんな呟きを最後に目を閉じ、瞼を通して陽の光を　感じながら微睡の淵へと意識を沈めた……。
@ENG:

